2006年作成図書一覧

2006年作成点訳図書一覧


点訳図書一覧 平成18年(2006年)作成

『ガイドブックくしろ 2004年版』 (社)釧路観光協会  全4巻
 釧路市のあらゆる名所の案内、パークゴルフ、ぬさまい橋の四季、プール、鳥取記念館などのガイドブック。

『星の巡礼』 パウロ・コエーリョ  山川 紘矢、山川 亜希子訳 全5巻
 ピレネー山脈からサンチャゴへと続くスペインの巡礼の道(「星の道」と呼ばれる)を歩くパウロに様々な試練が課せられる旅・・・。自らの体験をもとに描かれたスピリチュアリティに満ちたパウロのデビュー作。

『人形はこたつで推理する』 我孫子 武丸  全4巻
 主人公妹尾睦月が密かに思いを寄せる内気な腹話術師朝永嘉夫。彼が操る人形鞠小路鞠夫(まりこうじまりお)。人形の「彼」が頭脳明晰な名探偵だったのです。異色の人形探偵コンビが大活躍する青春ユーモアミステリー。

『みみずくの夜メール 2』  五木 寛之  全2巻
 3年間にわたって朝日新聞に連載されたコラムの後半の部分に他のいくつかの文章を加えたもので、「日々の暮らしのなかからぶつぶつ不平を言ったり、あーあとため息をついたりするような感じを切り取って文字にしたようなものだ」と著者は言っている。2003年11月に(1)が出版されている〈点訳済〉。

『ほっかいどう百年物語』  STVラジオ  全5巻
 北海道の歴史を彩った人物達。その誕生から始まり喜怒哀楽にみちた苦闘や成功・失敗が折り込まれている。銅像や石碑となった経緯が書かれており、感動が伝わって来る。

『狙撃』  門田 泰明  全5巻
 謀略の渦巻く中、真相の解明に乗り出した特命武装検事・黒木豹介。雄大なスケールで描くアクション巨編。

『釧路市点字図書館、音訳図書追加目録、点訳図書追加目録 平16/7〜平17/12』
月刊テープ 2月号  全1巻

『〈かけがえのない人〉と思われる人の共通点』  斉藤 茂太  全3巻
 私たちの生きている日常にはひとつの集団や人との結びつきの中で必要とされる存在でありたいと誰もが願う事だろう。傍にいる人、自分自身の存在を見つめ直し「かけがえのない人」を見失わないためにみなさんと考えていきたい。

『私は“水玉のシマウマ” カンボジア女性の日本奮闘記』 ペン・セタリン 全4巻
 一人のカンボジア女性が小さい頃に日本という国に興味を持つようになった。チャンスにめぐまれて日本へ留学。日本語学校の先輩と結婚をし、祖国カンボジアを思い出しながら日本での生活を記す。

『キウィおこぼれ留学記』  小林 聡美  全2巻
 長年の夢だったホームスティ。刺激的ながらも楽しい経験。女優小林聡美の体験談

『誤診』  米山 公啓  全5巻
 母の死の謎を解く為、女医となって母を診療した病院に潜入。真実を追い求める医療サスペンス。

『九月が永遠に続けば』  沼田 まほかる  全6巻
 離婚したあと一人息子を一生懸命育てる主人公。その息子文彦がゴミを捨てに行ったまま戻らなかった。息子に何があったのか? 失踪により息子のまったく知らない一面を知る。失踪をきっかけに自分の家庭、離婚した夫の新しい家庭、いろいろなものを巻き込んで物語は思わぬ方向に・・・。

『凄絶な生還、うつ病になってよかった』  竹脇 無我  全2巻
 うつ病は治る病気です。父子2代にわたるうつ病と死の衝動に克った俳優竹脇無我の実話。

『刹那に似てせつなく』  唯川 恵  全4巻
 42歳の並木響子は復讐をとげた。3年前、愛娘を死に追いやった男を刺し殺したのだ。その場に立ちつくす響子、突如その手を引き現場から連れさる19才の道田ユミ、彼女も殺人犯である。そして2人の逃亡劇が始まる。

『ねじの回転』  ヘンリー・ジェイムズ  全4巻
 若い女家庭教師のやとわれた屋敷には2人の幼い子供達が住んでいた。そこには召使たちの亡霊がその子供達を自分らのものにしようとして現れるのだった。

『ミニ急行「ノサップ」殺人事件』  西村 京太郎  全3巻
 根室本線を走る二両編成のミニ急行「ノサップ」が広大なる根釧原野のまんなかで列車強盗におそわれた。今どきめずらしい列車強盗事件の裏にかくされた意外な犯意を十津川警部が解明していく。

『出雲の神々の殺人』  西村 京太郎  全3巻
 次々おこる女性ばかりを狙った殺人。その現場に残された犯人のメッセージ<神が人を殺した・・・>神に関係があるのか? 犯人の意図は? 十津川警部が「神」に挑む。

『好きなものを食べて長生きできる―長寿の新栄養学―』  フレディ 松川  全3巻
 元気で長生きをし“ビンビンコロリ”をめざす医者が教える新栄養学。

『輪姦される!新妻菜穂子』  神子 清光  全3巻
 大手の会社に受付として勤める一人の美しい女性が平凡な男性と職場結婚する。彼女にほれていた元上司の男が夫をリストラの対象にして彼女を性のどれいにしていく、そのうち本人もだんだん性のとりこになり気持ちとうらはらに体の方はどんどん性欲のかたまりになった。

『美しき日々 (上)』 ユン・ソンヒ  全5巻
自殺にみせかけ処理した殺人事件が時を経て運命の歯車を狂わせる。音楽業界を舞台に4人の若者が傷つきながらも幸せへと進んでいく、韓国の人気ドラマを小説化。

『龍臥亭事件(上)』  島田 荘司  全9巻
 推理作家の石岡は突然訪ねてきた女性の頼みで岡山県まで悪霊祓いに出かけた。二人は霊の導くまま寂しい駅に降り立ち山中の龍臥亭という奇怪な旅館に辿り着く。そこで石岡は世にもおぞましい事件に出会う。

『散るぞ悲しき 硫黄島総指揮官・栗林忠道』 梯 久美子  全4巻
 太平洋戦争末期の硫黄島で総指揮官・栗林中将が命じられた玉砕を拒み、約2万人の兵士と共にゲリラ戦によって米軍に徹底抗戦した戦いぶりと家族に当てた41通の手紙と、家族を思いやる心情を克明に再現した作品である。平成18年4月第37回大宅壮一ノンフィクション賞を受賞した。作者は熊本県生まれであるが札幌育ち、北大文学部卒である。

『釈迦と女とこの世の苦』 瀬戸内 寂聴 全3巻
 釈尊はフェミニストだった。女の魅力を知りぬいていたからこそ修業僧に女を見るな話すなと教えた。マーセー夫人(ブニン)、ヤソーダラー、スジャーター等12人の釈迦とかかわった女性の嫉妬、未練、悲恋、愛しい人の死・・・、そして修業して行く様子を書いたもの。

『アナ・ラウラのタンゴ パパの謎を追って』  ヨアム・フリードリヒ 全3巻
 事故で死んだはずの父の姿を見た少女が死の謎を探りはじめる。少女の心の揺れを映したようなタンゴの調べとドイツの過去の影。どきどきするミステリータッチの感動的な物語。

『東京タワー オカンとボクと、時々、オトン』 リリー・フランキー  全6巻
 読みやすさ、ユーモア、強烈な感動! 著作が骨身に沁みるように綴る母と子、父と子、友情。この普遍的なそしていま語りづらいことがまっすぐにリアルに胸に届く自伝的小説。

『やっぱり北海道だべさ!!スペシャル版』 千石 涼太郎 全3巻
 なにかあったらジンギスカン、なにもなくてもジンギスカン! 北海道の常識は内地の非常識!! 北の大地の限りない魅力の数々をこの一冊にまるごと凝縮しました。

『不安の力』 五木 寛之  全3巻
 不安を受け入れることで不安は希望になり人を支えていく大事な力にもなる。不安を友として生きていく智恵を語る。

『話し方のマナーとコツ』 杉山 実奈子 監修  全2巻
 「今さら人には聞けない」話し方のマナーとコツ、「これは常識」ということを会話風に教えてくれている本。今日からこの本がずっとあなたのそばにいます。

『グッドラック』 アレックス・ロビラ、フェルナンド・トリアス・デ・ベス  全1巻
 仕事も財産もすべて失い変り果てた友人に祖父から聞かされた『魅惑の森』の物語をかたった。幸運は自分の手でつかみ取ることを教えている。

『幕末維新懐古談』 高村 光雲 全7巻
 明治、大正期を代表する木彫家で西郷隆盛銅像の製作者として知られる高村光雲の自伝的回想録。『お話し自身すでに立派な芸術』といわれるほど座談の名手であった光雲が、生い立ちから彫刻家として名をなすまでを幕末維新の世相風俗を交えて生きいきと語る。

『侏儒の言葉』  芥川 龍之介  全2巻
   1923年から作者芥川龍之介の死までの4年間に書かれた箴言(教訓や戒め)集。一行一行に社会や人生に対する彼の真意が込められている。

『旅の途中で』  高倉 健  全2巻
 著者健さんが1996年から2000年にかけて旅の途中で出会ったステキな人達との感動がいっぱいの話や心に残る映画の話。

『手首の問題』 赤川 次郎  全4巻
 一人暮らしのOL,平凡な生活の日々だが下着泥棒が悩みのたね。ある日、出かけよう とした時レースのカーテンに男の手が。その時、景品でもらった手錠が目につき・・・。 他、3編の短編小説。

 『空中ブランコ』  奥田 英朗  全5巻
 精神科医伊良部を訪れた患者はその稚気と奇想天外な言動に呆れながらもいつしか心を 開けはなってゆく。ジャンプが出来ないサーカス団員、尖端恐怖症のヤグザなど、5編の 短編集。シリーズ第2作目の作品であり、直木賞受賞作。

 『母のいる場所―シルバーヴィラ向山物語』  久田 恵  全5巻
 母を自宅介護から老人ホームへ。そこは酒、煙草、恋愛、外泊も自由なホームだった。 個性的な入居者と職員達との交流を通して人が老いて死んでゆくことの真実を描いた感動 のノンフィクション。

 『地獄の才能』  眉村 卓  全3巻
 中学に進学したある日、ものすごい編入生がクラスに入ってきた。英語はペラペラ、ス ポーツ万能、あっという間にクラスのヒーローにのし上がってしまったのだ。だが、その 周囲には訓練された野良犬の群れや怪しい研究所が存在した。

『マダムだもの』 小林 聡美  全2巻
 夫のドタキャンでひとりで出かけた結婚記念旅行、夫婦で長生きのための地味な食事、生ゴミ処理機からの異臭問題、犬の躾に発揮する「武士道精神」・・・愛する夫と二匹の猫に大きな犬も加わって女優でマダムの相変わらずのお気楽人生は続く。つつましくも笑える日々を綴った名エッセイ。

『生協の白石さん』 白石 昌則、東京農工大学の学生の皆さん 全2巻
 史上最強のセールスマンは生協にいた!日常生活にもっとワクワク、ドキドキを探している人、この本で白石さんからモノではなくココロを買って下さい。

『この国のけじめ』  藤原 正彦 全4巻
 日本には守るべき『国柄』がある。痛快な時事評論から意表を衝く教育論、爆笑誘う身辺(しんぺん)随想まで、いま熱い注目を浴びる論客のすべてをこの一冊に!

『カラフル』  森 絵都 全3巻
 中学生の主人公が自殺未遂後立ち直るまでのファンタジー。

『宇宙でいちばんあかるい屋根』  野中 ともそ 全3巻
 中学生の女の子とおかしな(不思議な)老女、闇夜の屋上でのギクシャクとした会話がはじまり、せつなくてあたたかな物語が動き出す。

  『いのちのバトン ―初めて出会う相田みつをのことば―』  相田 みつを 全1巻
 人類がこの世に生をうけてからずっと引き継がれてきた、いのちのバトン。本書もまた相田みつをが次の世代に渡したバトンです。初めて相田作品に出会う読者のために童話作家立原えりかが創作した物語をそえました。簡潔で力強い言葉が心に響く相田作品の入門書。

『戦争を知らない人のための靖国問題』  上坂 冬子 全2巻
 『戦中と占領下の苦難を知らずして靖国参拝の是非を軽々しく判断できるのか?』との想いから靖国神社の存在と変遷を特に戦中占領下、東京裁判と戦犯、近隣諸国との問題点等を明快に説いている。尚、中国韓国に対する『声明書』私案が提示されている。

『あなたが怖いすっぴん魂5』   室井 滋 全3巻
 一見、怖いものなしのムロイだが、周囲には怪しくコワイ話がいっぱい。おばけも銀行強盗も天カス火事もコワイけど、いちばん怖いものは!?おなじみ『すっぴん魂』からとびきり怖〜い話を厳選!

『寂聴 人は愛なしでは生きられない』  瀬戸内 寂聴 全2巻
 愛するゆえの苦しみ、愛すること愛されること、妻が女になるとき、女らしさとは、最後の恋、愛欲を越えた先につかむもの等、切に生き愛するための蔵言です。



2006年作成録音図書一覧


録音図書一覧 平成18年(2006年)作成

『釧路港 味覚の散歩道』  工藤 虎男  全4巻

『春風ぞ吹く』  宇江佐 真理  全6巻

『泣く大人』  江國 香織  全4巻

『銭とり橋 高瀬川女船歌3』  澤田 ふじ子  全6巻

『時間の砂(上)』  シドニィ・シェルダン  全6巻

『あきらめ力』  斉藤 茂太  全4巻

『日本小国民文庫 世界の名作選(1)』  山本 有三  全7巻

『口笛吹いて』  重松 清  全7巻

   『春を呼ぶ人 W』  中条 幸市  全4巻

『御書物同心日記 <虫姫>』  出久根 達郎  全5巻

『風の男 白洲次郎』  青柳 恵介  全5巻

『グッドラック ららばい』  平 安寿子  全11巻

『花』  林 真理子  全6巻

『夢のあかり 浦之助手留帳』  六道 慧  全6巻

『GOTH 夜の章』  乙 一  全4巻

『舞姫通信』  重松 清  全7巻

『猫の話』  「猫びより」編集部  全3巻

『優しい音楽』  瀬尾 まいこ  全4巻

『ぬしさまへ』  畠中 恵  全5巻

『殿下の料理番』  渡辺 誠  全4巻

『ひとり旅 藤森里美詩集』  藤森 里美   全1巻

『日本少国民文庫 世界名作選(二)』  山本 有三  全7巻

『東京奇譚集』  村上 春樹  全4巻

『セイジ』  辻内 智貴  全4巻

『いま、会いにゆきます』  市川 拓司  全7巻

『恋の花咲く三姉妹』  赤川 次郎  全5巻

『壬生義士伝(上)』  浅田 次郎  全9巻

『壬生義士伝(下)』  浅田 次郎  全9巻

『ある漂流者のはなし』  吉岡 忍  全4巻

『プリズム』  貫井 徳郎  全7巻

『江戸アルキ帖』  杉浦 日向子  全3巻

   『氷雨心中』  乃南 アサ  全6巻

『残照』  北方 謙三  全6巻

『跪く人 八代斌助』  永田 秀郎  全9巻

『峠 慶次郎縁側日記』  北原 亞以子  全7巻

『救命センター当直日誌』  浜辺 祐一  全5巻

『ボケてたまるか!』  金子 満雄  全4巻

『君たちに明日はない』  垣根 涼介  全8巻

『燃えた花嫁』  山村 美紗  全7巻

   『東京タワー オカンとボクと、時々、オトン』  リリー・フランキー  全9巻

『子供たちの8月15日』  岩波新書編集部編  全4巻

『東電OL殺人事件』  佐野 真一  全10巻

『有料老人ホームを選ぶ生き方』  伊澤 次男  全6巻

『三毛猫ホームズの世紀末』  赤川 次郎  全4巻

『WAKE UP 心の目を覚まして』  黒柳 眞理  全5巻

『嘘猫』 浅暮 三文  全4巻

『信長の棺』 加藤 廣  全11巻

『アンボス・ムンドス』  桐野 夏生  全6巻

  『小説 盛田昭夫学校(上)』 江波戸 哲夫  全10巻

『父の目方』  選者 宮本 輝  全6巻

『きよしこ』  重松 清  全5巻

『よるねこ』  姫野 カオルコ  全6巻

   『彼岸桜 読売雷蔵世直し帳』  和久田 正明  全4巻

『ベロニカは死ぬことにした』 パウロ・コエーリョ  全5巻
    ある朝、ベロニカは死ぬことに決め、睡眠薬を大量に飲んだ。だが目覚めるとそこは精神病院だった。自殺未遂の後遺症で残り数日となった人生を狂人たちと過ごす事になったベロニカ。全世界45ヶ国500万人以上が感動した大ベストセラー。

『冬の眠り』  北方 謙三  全7巻
   画家仲木は傷害致死罪で三年間服役し、山中で創作の日々を送っている。そこへ画商の小杉夏江、女子大生暁子、青年大下が現れ破滅へと進んでいく。人間の悲しみ、狂気を冷徹に見据えた異端のハードボイルド長編。

『さつき断景』  重松 清  全5巻
 阪神淡路大震災、地下鉄サリン事件。1995年から2000年。我々はどう生きてきたのか高校生タカユキ、サラリーマンのヤマグチさん、アサダ氏、彼等の六年間の五月一日を定点観測し各世代の今を問う日録小説。

『使える!「徒然草」』  斉藤 孝  全4巻
 『徒然草』を古典の授業だけのものにしておくのはもったいない。現代人のコミュニケーションやビジネスにも使えるヒントが満載されているのだ。「集中力を高める」「眼力をつける」「余韻を残す心遣い」など先人の智恵から学びたい。

『柳生十兵衛七番勝負』  津本 陽 全5巻
 新陰流、剣の真髄を見よ!!将軍家光の密命を受け若き兵法者、十兵衛の隠密旅が始まる。破邪顕正の剣で草創期の徳川幕府に仇なす敵を討つ勝負の数々。剣と人を鮮やかに描ききる、剣豪小説の決定版!!

『釧路湿原殺人事件』  内田 康夫 全5巻
 釧路湿原で、他殺の疑いがある死体が発見された。国立公園管理官の友利に嫌疑がかけられた。友利の新婚の妻響子の父、和泉直人教授が事件の解決に挑戦した。和泉は『湯布院殺人事件』を解決に導いた名探偵だ。

『青雲士魂録』  津本 陽 全5巻
 淀の川船に槍持ちと若党を伴った身分の高い侍が、中の間を借りきってのっていた。そこへ走り者と呼ばれる大男がやってきて狼藉をはたらく。侍はついに堪忍できず刀を抜いた。『淀の川船』他11の短篇時代小説。

『故郷への道 藤森里美詩集』   藤森 里美 全1巻
 著者は諏訪湖の辺に住み八ヶ岳を希望の山と仰ぎ、故郷の白一色の厳冬、樹林の緑、四季の草花にやさしい眼ざしをそそぎ感動して書き続けた詩の魅力をお届け致します。

『流星ワゴン』  重松 清  全9巻
 死んじゃってもいいかなあ。38歳、秋。その夜、五年前に交通事故死した父子の乗るワゴンに拾われた。時空を超えてワゴンがめぐる人生の岐路になった場所への旅。僕らは友達になれるだろうか?やり直しは叶えられるのか?

『冒険にでよう』  椎名 誠  全4巻 
   砂漠の湖や絶海の孤島にあこがれた少年時代。その夢を追いかけて辺境の地を訪ね歩く現在。作家、椎名誠の背骨として人生をしっかり支えた冒険の本。その大いなる魅力をオモシロ・ハラハラの体験とともに語る。

『怒りの方法』  辛  淑玉  全4巻
 うまく怒れない悩みは意外に多い。怒りは生きる力にも人間関係を変えていくきっかけにもなる。どうすれば怒りの感情を効果的に相手に伝えられるか。社会への怒りは?怒りを封じ込めようとする日本社会の歪みを指摘しながら怒りの素を取り除く方法を伝授する。

『女たちの家(上)』  平岩 弓枝  全7巻
 50才を目前に突然に夫に急死された世間知らずの主人公はるみ。生さぬ仲の息子と遺産トラブル。そして夫の元同僚に退職金を巻き上げられそうに・・・。そんな中、医師から求婚、甥からペンション経営の誘い。さて未亡人は再婚をするのか?自立をとるのか?

『浮世草子』  結城 信孝編  全6巻
 八人の著名な女性作家による八編の短編時代小説集です。作品は様々なジャンルから選ばれ不思議な物語、哀しい恋心、妖しい情念の世界等々、江戸時代を背景に書かれた女性作家らしい好短編の数々をお楽しみください。

『木のことば・森のことば』  高田 宏  全3巻
 息をのむような美しさと怪異ともいうべき荒々しさをあわせ持つ森の世界。耳をすますと木や生き物が発する生命の息吹が聞こえてくる。さあ静かなドラマに満ちた自然の中へ。

『おこう紅絵暦』  高橋 克彦  全6巻
 北町奉行所筆頭与力の妻にして元柳橋芸者のおこうが嫁に優しい舅の左門と力を合わせ江戸の巷を騒がせる難事件に挑む。巧みなプロットと心あたたまる読後感はまさに捕物帳の真骨頂!!

『強運な女になる』  林 真理子  全5巻
 強運な女と呼ばれる私であるが不運な時だってもちろんある。だから運のいい時に明るく力強い人間関係を結ぶ。運の悪い時はそれを使ってなぐさめてもらう。この賢さこそ平均して運のいい人生を送るコツです。

『小説 盛田昭夫学校(下)』  江波戸 哲夫著  全11巻
 敗戦直後から高度成長期を経て世界に冠たる経済大国日本となる道程での盛田昭夫を多くのソニーOBはしばしば嬉しそうな表情で盛田の口調を真似る。多くの人に愛される信頼された盛田、盛田の発するオーラは誰よりも輝いていたという。