2011年(平成23年)釧路作成図書一覧



2011年(平成23年)釧路作成点訳図書一覧


2011年(平成23年)釧路作成点訳図書一覧

「日本をダメにした九人の政治家」  浜田 幸一 全4巻
 作者一流の毒舌で九人の政治家(本人も含む)仲間を、ほめながらバッサリと切り捨てる、政治のウラ、オモテをつづっています。ハマコー風のジョークもまじえ、現在にも通じるところもあり、なかなか考えさせられる本です。

「赤めだか」  立川 談春 全4巻
 サラリーマンより楽だと思った。とんでもない誤算だった。落語家前座生活を綴った破天荒な名随筆。

「TOKYO MOTO-AZABU AVANTI COCKTAIL BOOK」 馬場啓一他6名共著  全3巻
 人気ラジオ番組「サントリーサタデーウェイティングバー」アヴァンティから生まれたカクテルブック。アヴァンティを愛する各界の7名による共著です。原本で紹介されたグラス類と写真掲載された60種類のカクテルを70点の点図として第3巻にまとめてあります。

「死んだらおしまい、ではなかった」  大島 明   全2巻
 自分のお葬式を見て、驚く故人、怒る故人、すっきりしている故人。時には遺族でさえ知らなかった話も。故人の霊魂を感じられるお坊さんの体験談。

「植物になって人間をながめてみると」  緑 ゆうこ  全5巻
 もしかして私、植物に働かされている?! 農業、食料、エネルギー、環境問題 ・・・。その昔から人間は長く植物を「利用」してきたと思っている。でも、その実はその逆だったとしたら・・・。植物の目から読み替えると見えてきた人間の歴史の意外な真実とは?

「北の童話 23のものがたり」  日本児童文学者協会北海道支部 全3巻
 北海道の書き手23人が照らす、子どもたちの未来への道しるべ。

「地獄の才能」(サピエ対応版)  眉村 卓  全3巻
 中学生の俊治のクラスにものすごすぎて憎たらしい編入生が入ってきた。まるでスーパーマンのような活躍であっという間にクラスのヒーローにのし上がってしまったのだ。恐るべき異能力を持つ集団との闘いを描くSFスリラー!。

「ふれあい釧路市動物園2010年9月No.112」  NPO法人釧路市動物園協会  全1巻
 釧路市動物園の様子を伝える季刊誌です。日本最東端にある釧路市動物園のホットな話題がいっぱい。この号では、エゾリスやダチョウのことをくわしく知ることができます。

「ふれあい釧路市動物園2010年12月No.113」  NPO法人釧路市動物園協会   全1巻
 釧路市動物園の様子を伝える季刊誌です。日本最東端にある釧路市動物園のホットな話題がいっぱい。この号では、アルパカや、2歳になったアムールトラ「ココア」のことをくわしく知ることができます。

「ST 為朝伝説 殺人ファイル」  今野 敏  全4巻
 ST警視庁科学特捜班シリーズ。 今回は2件のダイビング事故と女性キャスターの死亡事件を追って南の島へ。 この地で有名な為朝伝説との関係は? STが事件の真相を突き止める。

「笑う!遺伝子 ーー 笑って、健康遺伝子にスイッチON」  村上 和雄  全3巻
 遺伝子解析の世界的権威と吉本興業との不思議なコラボレーション。お笑いで健康になる。もし、「笑い」に病気を治す力があるとしたら、病院はどうなるでしょうか。

「百寺巡礼 第9巻 京都U」  五木 寛之  全3巻
 私達の心のふるさとはどこにあるのか。それを探しに旅に出る。日本列島の北から南まで2年間に100の寺を訪ねる旅。全10巻の中から京都府内の10の寺を巡る第9巻。

「1億2千万の殺意」  西村 京太郎  全4巻
 「君に内密にやってもらいたい仕事があるんだよ」 三上刑事部長から呼ばれ、いきなり言われた十津川は面くらった。羽島国務大臣が何者かに脅迫されているという噂があるらしい、羽島は内閣の提出した法改正案や総理の発言に対して反対していた。「十津川警部の孤独な捜査」をはじめ、単行本未収録の「母親」など8篇を収録した傑作ミステリー集。

「硝子の葦」  桜木 紫乃  全4巻
 母の愛人だった男が、私の夫に。愛なんて、最初からなかったはずなのに。夫の事故を引き金に、仮面に走った亀裂から心の暗黒が溢れ出す。

「ペギー・スー E 宇宙の果ての惑星怪物」  セルジュ・ブリュソロ  全5巻
 ペギーと青い犬とセバスチャンが時空を超えて、惑星カンダルタへやってきた。今度の冒険は巨大な怪物〈大喰らい〉退治。ペギー・スー・シリーズ第6弾。

「脳からストレスを消す技術」  有田 秀穂   全2巻
 皆が持っていて、決してなくならないストレスを脳の機能を少しでも知ることによって、今までの生活習慣を少しずつ変えて心と身体の健康を保つよう努力する、するとストレスが消えていくかもしれない。

「庭説法  うたえばお経、話せば法話」  永 六輔  全2巻
 お寺の庭でのお話。築地本願寺での節談説教の会での歌中心のお話をまとめてあるおもしろい本です。

「ちょんまげぷりん2」  荒木 源  全4巻
 木島安兵衛が江戸に帰って8年。14歳になった友也がコンビニで万引き後、家に帰らず逃げ続けるさなか、江戸時代にタイムスリップ。ちょうどこの世界では安兵衛が菓子や営んでいると思い探し続けるが友也はくせ者として追われる身に――。

「釧路市点字図書館 音訳図書・点訳図書追加目録(平成22年1月〜12月)」

「無償 山本周五郎テーマ・コレクション」  山本周五郎  全4巻
 封建的自己犠牲ではなく、償いを期待しない純粋な魂の行為〈無償〉「裏の木戸はあいている」などの名作7編。

「蝋涙」  原田 康子  全3巻
 原田康子の30代〜70代の自伝的作品集。夫婦の日常を通じての「愛」「老」を語る人生の深奥を見つめた珠玉の名作七編を収録。

「ちいさな言葉」  俵 万智  全2巻
 幼い子どもがひとつひとつ言葉を覚え、使うようになる道のりを、いとしい息子の興味深い表現や発想を受けとめながら、日本語の不思議やおもしろさを綴っています。歌人として感性が光る、母としての愛があふれる作品になっています。

「魔使いの呪い」  ジョゼフ・ディレイニー  訳者 金原 瑞人・田中亜希子  全5巻
 敵は古代の悪霊と冷酷な魔女狩り長官。二方向からの攻撃に、魔使いとトムはどう立ち向かうのか? 魔女容疑で捕まったアリスの運命は? こわくておもしろい、シリーズ第2弾。

「桜ハウス」  藤堂志津子  全4巻
 伯母から相続した家で大家として3人の女性とハウスシェアをしている蝶子。それぞれの人生だがホンネを語り合い、家族とは違う居心地のよい不思議な絆で結ばれていく。

「激白・調教妻」  伊能 孝  全4巻
 清純な女性が結婚して夫に性の喜びを教えられて知人との夫婦交換を経験して性に対してたくましくなり、中学生の子とまじわったり、新しく知りあった白人の外人にも目をつけていく。性のまじわりを色々と告白している物語。

「心霊探偵八雲2 魂をつなぐもの」  神永 学  全4巻
 恐ろしい幽霊体験をしたという友達から、相談を受けた晴香は、死者の魂を見ることができる八雲のもとを訪れる。そんな時、世間では不可解な連続少女誘拐殺人事件が発生。晴香も巻き込まれ、絶対絶命の危機に!?
 これらの複雑に絡み合う謎を、八雲は解きほぐすことができるのか?そして晴香の運命は!?驚嘆のハイスピード・スピリチュアル・ミステリー第2弾。

「光媒の花」(こうばい)  道尾 秀介  全4巻
 認知症の母親とひっそり暮らす男性の、封印された過去。ホームレス殺害に手を染めた小学生兄妹。密かに心を通わせた少女のために、少年がついたうそ。さまざまな関係でつながっていく人たちの物語からなる6つの作品。連作短編集。

「小説 名探偵コナン(甲州埋蔵金伝説)」 青山剛昌、谷 豊   全3巻
 山奥で道に迷ったコナンたちは、ふとした偶然から武田信玄の埋蔵金を巡る事件に巻き込まれる。謎の二人組に誘拐された歩美と哀は? 秘宝のありかを記した暗号文を巡ってコナンの推理がさえる!!。

「花物語」  なかにし礼  全3巻
 ある青年に恋しながら、他の男に身をゆだね、身ごもる女。男達に暴行を受け、心の傷をいやせぬままの姉、そして弟。女達の胸の奥底深くひそむ闇。業と不幸を四季に咲く花々の悲しい運命に託して描いた14の物語。

「しょうがLife カラダを温めるしょうがrecipe」  ベターホーム協会  全2巻
 「体の不調を治したい」 「食べても太りにくい体になりたい」と思ったら、まずは冷えを改善しましょう。自分でコントロールしやすいのは食事です。冷えは必ず治るので、治す間だけは、食べ方を変える努力を。

「大いなる遺産 上巻」  ディケンズ  山西 英一 訳  全6巻
 貧しい鍛冶屋のジョーに養われてて育った少年ピップは墓地で脱獄囚の男と出会う。脅されて足枷を切るヤスリと食物を家から盗んで与えた。その記憶は彼の脳裏からいつまでも消えなかった。ある日彼は謎の人物から莫大な遺産を相続することになり、ロンドンへ赴く。

「「生まれた日」占い」  はづき 虹映(こうえい)  全3巻
 「生まれた日」はあなたを望み通りの人生へと導く運命のメッセージ! 「生まれた日」にはあなたの才能・長所・適職・恋愛・結婚・金運などすべて刻まれています。これらの情報がわかれば人生がうまくいかなくて悩んだり苦しんだりすることもグッと少なくなるはずです。

「四十九日のレシピ」  伊吹 有喜(ゆき)  全3巻
 熱田家の母・乙美が亡くなった。大切な人を亡くしたひとつの家族が再生に向かうまでの49日間を描く。家族を包むあたたかな奇跡。涙があふれる感動の物語である。

「巴里の空の下オムレツのにおいは流れる レシピ版」  石井 好子  全1巻
 1983年暮しの手帖社から発売された「巴里の空の下オムレツのにおいは流れる」の世界を、現在の石井好子の語りと料理のレシピで再現。40年以上たっても色あせないベーシックな洋食の味を紹介。

「さいごのトマト」  竹本 成徳(しげのり)  全1巻
 中学2年生の時、広島で被爆した著者が、亡くなった姉に「戦争というおろかなことを繰り返さない」と約束した「ことば」。自分自身の「ことば」で書いた体験談を自分と読者に問いかける。

「中世炎上」 瀬戸内 晴美  全9巻
   後深草院寵愛の美貌の女官二条がさまざまな恋の遍歴を重ねたのち、出家・漂泊の旅へとおもむくまでを綴った「とはずがたり」を」もとに大胆に構想された長編歴史絵巻。

「なぜ夜に爪を切ってはいけないのか」  北山 哲  全2巻
 日々の生活の中で昔からの言い伝えや迷信などがどうして生まれ、つたえられたのかがわかりやすく書かれています。

「いまどきの患者 悪性進行がんとの闘病記」  マシオン恵美香  アトリエ・アリス  全2巻  アポロタイプライター
 被爆2世として生まれてきたマシオン恵美香さんがある日悪性進行性がんだと告知される。ショックを受けながら、冷静に受けとめ、正面からがんと向きあう日々をつづった体験記。

「住宅ローン 無理して払うな!」  安田 裕次  全2巻
 住宅ローンの返済が困難な人から、年間500件を超える相談を受ける日本でも数少ない住宅ローン破綻者専門のファイナンシャルプランナー兼、住宅ローンアドバイザーの著者が、返済に苦しむ人たちに真心を込めてアドバイス。

「卒業」  重松 清  全5巻
 4編からなる短編集。
 それぞれが新たに旅立つ時のために過去を見つめ、卒業を経験する家族を描いている。

「挽歌」  原田 康子  全6巻
 北海道釧路、霧の街でくりひろげられる悲劇的な愛の物語。建築家桂木とヒロイン兵頭玲子の不倫の愛を描く、原田康子の代表作。

「流星の絆」  東野 圭吾  全8巻
 惨殺された両親の仇討ちを流星に誓いあった三兄妹。14年後ーー彼らが仕掛けた復讐計画の最大の誤算は妹の恋心だった。

「ふれあい 釧路市動物園2011年4月No.114」  NPO法人 釧路市動物園協会   全1巻
 釧路市動物園の様子を伝える季刊誌です。日本最東端にある釧路市動物園のホットな話題がいっぱい。114号では、ホッキョクグマ、コミミズク、レッサーパンダのことを詳しく知ることができます。

「さわる文化への招待 触覚でみる手学問のすすめ」  広瀬 浩二郎  全4巻
 全盲の著者(国立民族学博物館 民族文化研究部 准教授)が感じた視覚障がいの者の在り方、歴史的にどういう流れを通ってきたか、又、視覚障がい者の仕事は、3療だけではたしてよいのだろうか等、現代社会とのつながりを模索する。

「生姜料理専門店オーナーシェフが教える たっぷりしょうがレシピ」  森島 土紀子  全1巻
 しょうがが持つコクや味わいを気軽に楽しんでいただきたくて、わかりやすく、簡単につくれるレシピを集めました。

「海霧(上)」  原田 康子  全6巻
 佐賀に生まれた幸吉は米問屋に奉公に出るが石炭に魅せられエゾ地へ渡る。激動の時代をひたむきに生きた著者の血族を描いた物語。

「海霧(中)」  原田 康子  全6巻
 幸吉は商売にも手腕を発揮し北洋商会から独立し「平出商店」の看板を掲げた。妻のおさよも日々を支え、やがて待望の子も授かり、その成長に希望を託すが・・・

「海霧(下)」  原田 康子  全6巻
 隆盛をきわめた平出商店にも時代の波が押し寄せてきた。日露戦争、震災、愛する人の死、老い・・・  孫の千鶴と生きるおさよの胸にはいつも北の海の「深い霧」があった。

「ザリガニとひまわり」  LiLiCo (リリコ)  全2巻
 歌手になることを夢見てスウェーデンから来たいじめられっ子のリリコ。所持金が43円になっても、セミが口に飛び込んでも死体役でつかまってもあきらめない。笑いと涙と、そして・・・勇気。奇想天外な自伝小説。

「心がフッと軽くなる「瞬間の心理学」」  名越 康文(なこし やすふみ)  全2巻
 うつに向かいそうな重い気分、暗い気持ちを切り替えて、前向きに生きるにはどうすればいいのか。「今を生きる力」を10のヒントにまとめました。

「コレステロールは高いほうがいい」  笠本 進一  全4巻
  多くの日本人がコレステロール値を 220mg/dl 未満にコントロールするためにコレステロール低下薬を服用している現在の医療に疑問を投げかけている本です。

「血液サラサで、病気が治る、キレイになれるーー体を温めて元気になれる石原式健康法」  石原 結實(いしはらゆうみ)  全2巻
 「冷え」は万病のもと!体を「温める」食べ物と「冷やす」食べ物。「朝食はしっかり食べる」はウソ。「冷え」を防ぎ、血液をきれいにする食事と生活習慣を紹介する。

「クルミの嫁入り物語 釧路動物園のホッキョクグマ」  ツヨシプロジェクト  全1巻
   釧路市動物園生まれのホッキョクグマのクルミ。今は亡き両親のタロとコロ、偉大な繁殖の歴史からクルミが嫁ぐ日までと日本のホッキョクグママップと国内一覧表。

「コーヒーの医学 からだの科学 primary選書」  野田 光彦 全3巻
 多くの人々に愛飲されるコーヒーは健康と深くつながっている。糖尿病・ガン・心臓病・ストレスなど現代人がかかりやすい病気とコーヒーの関係がよく判る本。

「サビタの記憶」 原田 康子  全4巻
  原田康子のロマンの世界を結晶させた初期名作短篇集。表題作他7編。

「朝5時半起きの習慣で、人生はうまくいく!」 遠藤 拓郎  全2巻
 世界一の「睡眠の専門医」と呼ばれる著者が教える起床術とは? 朝5時半に起きるころにはどんな効果があるのか? 朝方生活のための生活習慣やスッキリした目覚めに役立つ快眠グッズについても紹介されている。

「他人の何気ない一言に助けられました。−−<発言小町>300万人が泣いた魔法の言葉」  大手小町編集部  全1巻
 読売新聞の女性向けサイトの掲示板にさまざまな人が投稿した「一言」に大きな感動と共感を呼び、その感動をまとめた一冊です。テーマごとに抜粋され、気になるところを開いてみて下さい。あたたかい言葉の数々が心にしみわたることでしょう。

「四隅の魔」  三津田 信三  全4巻
 城北大学に編入して<月光荘>の寮生となった入埜転子は、怪談会の主催をメインとするサークルに入部した。寮の地下室で行われた儀式の最中に部員の一人が突然死をとげ、不気味な黒い女が現れるようになって・・・。転子から相談を受けた弦矢俊一郎が忌まわしき死の連鎖に挑む! 大好評のシリーズ第2弾。

「刹那に似てせつなく」  唯川 恵  全4巻
 42歳の並木響子は掃除婦として潜りこんだ会社の副社長室で、男を刺し殺した。返り血を浴び、立ち尽くす響子を突如現場から連れ去る若い女。19才の道田ユミだったが、彼女もまた、殺人をおかしていた。

「寂聴仏教塾」  瀬戸内 寂聴   全5巻
 なぜ人を好きになればなるほど苦しくなるの? なぜ、生きていくことはこんなに辛いことだらけなの?「前世」や「運命」って存在するの? 人生のさまざまな悩みや苦しみに寂聴さんがやさしくわかりやすく教えてくれます。お釈迦様の話、霊魂の話、お墓や戒名のことまで、仏教のエッセンスがぎっしりと濃縮された1冊です。

「ふれあい釧路市動物園2011年7月 No.115」  NPO法人釧路市動物園協会   全1巻
 釧路市動物園の様子を伝える季刊誌です。日本最東端にある釧路市動物園のホットな話題がいっぱい。この号では、今年生まれた動物たちの紹介や7月から始まった「動物ガイドボランティア」のことを知ることができます。

「小説 ガマの油」  うらら  全3巻
 金儲けがすべてのハチャメチャな父親が、意識不明で臥している息子のケイタイ電話にかかってきた恋人からの電話に出てしまった・・・。本当のことを伝えられないまま、月日は過ぎてゆく・・・。

「オホーツク殺人ルート」  西村京太郎  全4巻
 有名シナリオライター有末の依頼で北海道へ取材代行することになった女子大生の由美とみどり。網走、知床、阿寒湖と無事取材を終えた直後、みどりが行方不明に。一方、十津川の妻・直子の友人で作詞家の岩下久仁子が伊豆で殺された。久仁子の異性関係を調べると、有末の名前が浮上し・・・。

「春、バーニーズで」  吉田 修一  全1巻
 デビュー作「最後の息子」の主人公のその後。妻と幼い子を連れてバーニーズへ行った折、むかし、一緒に暮らしていたその人と偶然に再会する。その人は学生らしき若い男の服を選んでいた。選ばなかったもうひとつの時間・・・。

「わたしの介護ノート 1」  読売新聞生活情報部  全3巻
 高齢化社会になり介護の問題は誰もが直面する可能性がある。家族の率直な思い、さまざまな工夫・アイデアを各界で活躍している人に語ってもらいまとめたもの。

「ちょっとした心づかいの上手い親 下手な親」  斉藤 茂太  全3巻
 「家族の崩壊」が問われる今、誰も、わが家の中から、孤立しない、孤立させないためには何が必要なのか。
 笑顔のある家庭を守るための具体的な「処方箋」をやさしくやさしく語った1冊!

「老後はお金で買えますか?」  早川 裕子  全4巻
 お金にまつわる老後の話。大金に埋もれてみじめな末路に落ちた人もいれば、生活保護を受けながら心豊かに余生を楽しんだ人もいる。一生かかって貯めたお金を老後のために投資した人たちももちろんいるが、その使い方がまた多種多様で、そこには若い時からの生きざまが反映されているのが興味深い。阪神大地震をとおして、老後を考えさせられます。

「約束」  石田 衣良  全4巻
 親友を突然うしなった男の子。リストラに晒され、息子に侮辱されながらも日常に踏みとどまり続ける父。不登校を続ける少年が出会った廃品回収車の老人。苦しみから立ちあがりもういちど人生を歩きだす人々の姿を鮮やかに切り取った短篇集。

「さよならの似合う街  釧路ものがたり」  野道花(のどか)  全1巻
 北海道に生きる男女の出会いと別れ、挫折や希望を描いた心温まる恋愛小説

「白銀ジャック」  東野 圭吾  全5巻
 年の瀬のスキー場に脅迫状が届いた。警察に通報できない状況を嘲笑うかのように繰り返される、山中でのトリッキーな身代金奪取。犯人の動機は・・・。すべての鍵は、一年前に血に染まった禁断のゲレンデにあり。圧倒的な疾走感で読者を翻弄する、痛快サスペンス。

「いいことずくめのしょうが ねぎ −−冷え、血行、免疫力ぜんぶにいい!」  石原 結實(ゆうみ)監修  全2巻
 あらゆる病気の原因は体の冷え。体を温め、病気にならない体をつくるために、どうすればいいのか。冷えを改善できる食べものの筆頭である「しょうが」と「ねぎ」をたっぷり使ったレシピを紹介しています。

「さん さん さん  障害児3人子育て奮闘記」  佐々木 志穂美  全2巻
 生まれてきた三人の男の子が、いずれも違った種類の障がいを持って生まれてきた。長男は、左脳がほとんどなく、次男は高機能自閉症、三男は知的障がい。その現実にときには呆然とし、ときには川に飛び込みたくなり、ときに我が子の成長に涙するそんな母子の子育て奮闘記。

「アフォリズムAphorism 525の格言集」  ロバート・ハリス  全6巻
 Aphorism − 語源はギリシャ語で人生の不思議や矛盾などを端的な言葉でうまく表したものをいう。日本語に訳すと金言・警句・箴言・格言・座右の銘といった言葉になる。この本は筆者が人生の様々な局面で励まされ、勇気づけられた言葉を集めて作られた。

「テンペスト 上  若夏(うりずん)の巻」  池上 永一(いけがみ えいいち)  全9巻
 珊瑚礁の王国に龍の眠る巣がある。龍の巣は王の住居となり首里城と呼ばれた。首里城の赤田村に嵐の日1人の女の子が生まれた。その女の子がいずれ男の子(宦官)として偽り、科試を突破し、首里城でのさまざまな困難、恋等をおりまぜた波瀾万丈な展開あり。

「夢違(ゆめちがい)」  恩田 陸  北海道新聞社夕刊連載小説  全8巻
 奈良の法隆寺にある夢違観音は悪い夢を見た時に祈ると好(い)い夢に変えてくれるそうです。夢は私たちに何を告げようとしているのでしょうか。奈良を舞台に「夢」を探る伝記ロマンです。

「告白」  湊 かなえ  全4巻
 女性教師の娘が殺される。殺したのは教え子の生徒。母親におきざりにされ、母をしたうあまり母親に認められたくていろいろな事件をおこしていく二人の少年とかかわる家族のありよう。

「お菓子放浪記」  西村 滋  全5巻
 昭和の初めに生まれた作者、西村滋の自伝的作品。6歳で母、9歳で父を亡くし孤児になる。孤児院を転々とし、逃げ出して空腹に耐えられずお菓子を盗んで捕まり、少年院に送られる時、刑事が買ってくれた2個の「あんぱん」の美味しさと恩を生涯忘れずに、いつかは本物のエクレールをと、辛い感化院での体罰に耐える。戦争末期から戦後の混乱期を様々な人との出会いと生き抜く姿を描いている。

「藤原さんちの毎日ごはん」  藤原 美樹  全3巻
 ブログで大人気! 一週間6000円で作れる家族4人分の『藤原家の毎日家ごはん』のレシピ121種類。

「冷え知らずのしょうがレシピ 血行を促進しカラダをあたためる!」  早乙女 孝子(そうとめ たかこ)  全2巻
 つらい胃痛を解消し美肌をつくる! 生姜を和風、洋風、中華、エスニック、スープ、ドリンク、デザートと解りやすく調理方法を紹介。簡単アイディア料理、満載。

「ラブレス」  桜木 紫乃  全6巻
 風呂は週に一度だけ。電気もない。酒に溺れる父の暴力による支配。北海道、極貧の、愛のない家。昭和26年。百合江(ゆりえ)は、奉公先から逃げ出して旅の一座に飛び込む。歌が自分の人生を変えてくれると信じて。それが儚い夢であることを知りながらーー。「愛」に裏切られ続けた百合江を支えたものは、なんだったのか?

「知ってるだけで、一生使える「食べ物」の裏ネタ帖」  話題の達人倶楽部 編  全4巻
 食材、手際、味付け、作法など食と料理にまつわる疑問をまるごと解決。読んで、使えて、楽しめる美味しい一冊。

「ふれあい釧路市動物園 2011年10月 No.116」  NPO法人釧路市動物園協会  全1巻
 釧路市動物園の様子を伝える季刊誌です。日本最東端にある動物園のホットな話題がいっぱい。この号では台湾の台北市へ貸与されたタンチョウや、新しい仲間のアルパカのことを詳しく知ることができます。

「新宿歌舞伎町交番」  久保 博司  全4巻
 ビール1本10万円。援助交際する女子中高生。ねぐらと食事を求めて集まる浮浪者。覚醒剤の売人。中国マフィア。欲望あふれる街・新宿歌舞伎町にうごめく人々とさまざまな事件を交番勤務の警察官の姿を通して描く迫真のレポート。

「懐かしい家 小池真理子怪奇幻想傑作選1」  小池 真理子  全3巻
 生者と死者。現実と幻想の間で繰り広げられる世界を描く7つの短編に、表題の新作短編を加えた全8編を収録。妖しくも切なく美しい、珠玉の作品集・第1弾。




2011年(平成23年)釧路作成録音図書一覧

巻数表示はテープ、時間表示はCD、デイジーです。



2011年(平成23年)釧路作成録音図書一覧

「嫌妻権」  田辺 聖子  7:22
 井村は妻がキライだ。家事・料理・会話、なにからなにまでヨメンハンとは気が合わない。とはいえ離婚するまでの決心もなくーー。男と女の「言い分」をコミカルに描いた七編。

「神の子どもたちはみな踊る」  村上 春樹  6:39
 1995年1月、地震は全てを一瞬のうちに壊滅させた。そして2月、流木が燃える冬の海岸で、あるいは、小箱を携えた男が向った釧路で、かえるくんが地底でみみずくんと戦う東京で、世界はしずかに共振を始める。

「落語と私」  桂 米朝  5:28
 少年の頃から落語好きで聞いたり読んだり、この道に入り芸を磨くうちにその奥深さが解るようになり、さらに人として生きてゆく上の心の持ち方、思いやりや善悪その他の価値判断を落語を通じて考えさせられたといいます。人間国宝桂米朝が、落語の歴史と魅力の全てを語ります。

「劔岳 ーー点の記ーー」  新田 次郎  13:33
 日露戦争直後、前人未踏といわれ、決して登ってはいけない山と恐れられた剣岳。山頂に三角点埋設の至上命令を受けた測量官柴崎芳太郎。悪天候、地元の反感など様々な困難と闘いながら柴崎の一行は山頂を目ざして進んでゆく。

「八丁堀春秋 日暮れひぐらし」  花家 圭太郎  9:52
 江戸の夏、両国川開きの日、花火見物にでかけた元北町奉行所定町まわり同心小山田采女と妻のおしゅんはスリに遭遇する。残された財布の中には奇怪な脅し文(ブミ)が入っていた。采女はさっそく仲間と共に探索にのりだすが・・・

「流氷の夜会」  森村 誠一  8:33
 智美の満ち足りた新婚生活はつかの間だった。自宅に謎めいた航空写真が届き始め、1枚ごとにある地点が拡大されてくると夫は怯え、ついには失踪。写真の風景がヒョー越峠と突きとめた智美だが・・・。峠に充満する殺意はさらなる生贄を欲していた。

「ハプスブルクの宝剣 (下)」  藤本 ひとみ  11:57
 マリア・テレジアに冷遇されながらも、主君フランツとの友情を貫きハプスブルク家を支え続けるエドゥアルト。ユダヤ人家族との再会、野望と挫折、そして再生のドラマをダイナミックに描き尽くした大河小説。

「ファミリーツリー」  小川 糸  8:38
 厳しくも美しい自然に囲まれた穂高で、少年はかけがえのないものを知る。毎年夏にやってくる美しい少女リリーと僕の物語。命のきらめきを描き出す渾身の一作。人とのつながりをあらためて考えさせてくれます。

「秀吉と利休、相剋の朝」  小林 克己  9:21
 人たらしの天才、秀吉と茶の湯の天才、利休。戦国時代にふたりの才能がぶつかり合った。悲劇的な結末を迎えた確執の真相とははたして何であったのか・・・。秀吉の命で切腹に至った利休の真の心根は?

「硝子の葦」  桜木 紫乃  7:07
 主人公節子は親子ほど年の離れた母親の元愛人と結婚し平凡な暮らしを送っていたが、ある日夫が交通事故で昏睡状態に。それから2週間後節子はガソリンをかぶって焼身自殺する。北海道厚岸を舞台にしたサスペンス。

「影花侍」  花家 圭太郎  6:14
 口入れ屋の庄三郎に拾われた浪人、永井新兵衛に用心棒の仕事が舞い込んだ。一家皆殺しの押し込み強盗が続き、町中が震えあがっているのだ。背後には藩の御家騒動が絡んでいるらしい。新兵衛は賊達の手掛かりを求めて佃嶋へ潜入したが。

「納棺夫日記 増補改訂版」  青木 新門  6:01
 映画おくりびとで知られる納棺夫日記。それをさらに書き加えて心をうつ物語に。掌に受ければ瞬く間に水になってしまうみぞれ。宮沢賢治の詩の心。仏教からは、親鸞に導かれるように「光」を見い出す。生と死を考えるために読みつがれてほしい一冊。

「黄色い虫 船山馨と妻・春子の生涯」  由井(ゆい)りょう子 6:30
 船山馨は執筆の為にヒロポンを使う。春子も中毒となり借金を重ねて薬物を求め夫婦で同じ幻覚を見て奇行を繰り返す。やがてヒロポンを断つが馨の評価は地に墜ちた。春子は夫の復活を信じて家族を守るために奔走する。

「四十九日のレシピ」  伊吹有善(ゆきよし)  6:11
 熱田家の母、乙美が亡くなった。気力を失った父のもとに金髪の女の子、井本がきた。私がいなくなっても、あなたが明日を生きていけるように、乙美が作ったある「レシピ」を伝えるために来たのだ。大切な人を亡くした家族の再生までの四十九日間の物語。

「愚行録」  貫井(ぬくい)徳郎  8:56
 幸せを絵に描いたような家族に突如として訪れた悲劇。深夜家に忍び込んだ何者かによって一家四人が惨殺された。隣人、友人らが語る数多のエピソードを通して浮かび上がる事件」と「被害者」。 理想の家族に見えた彼らはなぜ殺されたのか。

「信さん」  辻内智貴(つじうちともき)  2:31
 昭和三十年代の九州北部の炭坑町で、主人公が小学生の時に出会ったフダツキの悪童信(しん)さん。主人公の母が、やさしく受け入れることで信さんは、生来の正義感の強い頼もしい少年に変わってゆく。家族を思い一生懸命働いた先に待っていたものは・・・。

「孤独な夜のココア」  田辺聖子  5:31
 恋の温もりと儚さ、男の可愛げと女の優しさを、こまやかな言葉の網で掬いあげ、世代を超えて心に沁みわたる田辺聖子の恋愛小説。そのエッセンスが詰まった、珠玉の作品集。

「オドオドの頃を過ぎても」  阿川佐和子  6:17
 小心なサワコが自分をオドオドと励まし、人間と本に大胆に踏み込んで、その魅力をぐっとつかみ取ったインタビューと書評の数々。読み応え満点のエッセイ集です。

「エルニーニョ」  中島京子  6:09
 女子大生瑛(てる)は恋人から逃れて南の街のホテルにたどり着いた。そこでホテルの部屋の電話に残されたメッセージを聞く。そして瑛とニノは出会った。21歳の女子大生瑛と7歳の少年ニノ。逃げたくて会いたい二人の約束の物語。

「鶴になった老人」  高橋良治  6:05
 鶴は「幸せを呼ぶ鳥」と言われ、アイヌの人は湿原の神様とも呼ぶ。「私は、家族愛の大切さ、生きる事の素晴らしさを鶴から学びました。」と言う、丹頂鶴の保護に人生を捧げた著者、釧路市丹頂鶴自然公園名誉園長のノンフィクションです。

「背信 待ち続けたラブレター」  森 久美子  8:56
 貧しい農家と裕福な家庭という全く違う境遇で育った1904年生まれの二人の女性が登場する。二人が織りなすストーリーを通して、幸せとは何かを問いかける。

「おもひで屋」  上杉那郎(なろう)  9:06
 父の顔を知らず、植物状態の母をもつ高校球児、素晴(すばる)。甲子園への道を断たれ、母が亡くなった日、彼の元に届いた"想い出チケット"。想い出をくれるというチケットを手に、素晴が向かった先は十九年前の世界だった。

「願わくは、鳩のごとくに」  杉田 成道  10:44
 57歳で第一子、60歳で第二子、63歳で第三子。「北の国から」演出家の子育て家物語。二度目の結婚とはいえ30歳年下の女子医大生とのハチャメチャ人生。

「スタンド・バイ・ミー」  小路 幸也  9:21
 東京・下町で老舗古本屋兼カフェを営む三世代が住む大家族の堀田家。ご近所さんともども、ナゾの事件に巻き込まれるが、助け合い、解決していくという、笑いあり涙ありの人情味あふれる物語です。

「感じて。息づかいを。」  選者 川上弘美  6:02
 恋愛のはじまりに、恋愛のさなかに、恋愛の果てに、人がどんな風に変化し、どんな風にねじれ、どんな風に解放され、どんな風に変化し、どんな風にとどまるかを、これらの短篇は語る。恋愛の渦中にある人間の息づかいが聞こえてくる名作八篇。

「カムイの言霊(ことだま)」  チカップ美恵子  6:54
 病いと闘いながら、地球の「生命のめぐりの環(わ)」の中で、アイヌ・ネノ・アン・アイヌ(人間らしい人間)として生きることを、伯父山本多助、母伊賀ふでの想い出から学び、後世に語り継いでいこうと渾身の力をふりしぼってつづった作者最後の作品。

「桂三枝のああ夫婦」  桂 三枝  4:02
 ニートだ、パラサイトシングルだ、成田離婚だ、なんのかのといってもやっぱり一番多いのはちゃんと夫婦をやっている人たち。夫婦は社会の一番小さな構成要素で国のもと。ひと組ひと組の夫婦が社会を作り、国を支え、いや、人類の明日を支えているんです。

「信念は曲げず」  山口 哲夫  14:13
 「市民こそ市政の主人公」の信念の下、昭和40〜52年、3期にわたって釧路市長を務め、その後参議院議員として国政の場で、「地方分権の推進」「アイヌ民族対策」「軍縮問題」等様々な政治課題に取り組んだ山口哲夫氏の自分史です。

「特別料理 異色作家短篇集11」  スタンリイ・エリン  9:53
 「特別料理」は本当に「特別な」料理だ。「ミステリー作家」と一言で括れないスタンリイ・エリンの奇妙な味に満ちた短篇集。練りに練った文章・構成に、読者は必ずや舌鼓を打つことでしょう。

「上野谷中殺人事件」  内田 康夫  5:35
 浅見光彦は軽井沢のセンセから一通の手紙を託された。上野不忍池で起きた殺人事件の容疑者にされた青年が無実を訴えていた。数日後青年は谷中霊園で死体となって発見される。下町の義理と人情に隠された事件。浅見は真相にせまれるか?

「あがない」  中野 順一  12:41
 「ほんとうのおうちに行きたい」 5歳の一人息子恭平が言い出す。精神科医波多野は前世の記憶だと考え、その「本当のお家」に恭平を連れて行くことを提案する。恭平の記憶は本物だったのか、そして過去の傷痕とは何だったのか?

「家族トランプ」  明野 輝葉  7:13
 窓子33歳独身のOL。正社員で働いているが、結婚の予定もなくぱっとしない日常を送っている。そんな時バリバリ仕事をこなす女性上司とふとした事で知り合い、大きく人生が変わってゆく。三十代未婚女性居場所探しの物語。

「清冽  詩人 茨木のり子の肖像」  後藤 正治  7:20
 詩集『倚りかからず』により広く世に知られるようになった現代詩の茨木のり子を語る初の本格評伝。生い立ちから晩年までを多くの資料と茨木の家族・友人・詩人仲間を通し、決して『倚りかからず』に生きた女流詩人の凛とした生涯が綴られている。

「不良老人たちの溜息 卒サラ川柳」  企業OBペンクラブ  3:20
 川柳にこめた元企業戦士たちの溜息、吐息、ときに熱い想い。何をして遊ぼうと俺たちの勝手さ。どうだうらやましいだろ。この穏やかでヌルい爺様たちが若い頃は鋭くて、豊かで平和な日本を造ったなんて信じられますか?アナタ。

「ビートたけしと団塊アナキズム」  神戸(こうのべ) 四郎  6:44
 著者は「団塊」世代の一年先輩として、ややもすると近親憎悪的手法で「団塊の先頭集団」を走り抜けたひとりの男・ビートたけしを追い続け、その世代の正体を暴こうとする。そしてついに導き出した「団塊の世代」の驚くべき四つのキーワードとは!?

「はぐれ捜査 警視庁特命遊撃班」  南 英男  8:31
 男女の全裸心中死体が新宿のホテルで発見された。東京地検特捜部の検事とテレビで人気の美人気象予報士だった。しかし彼らは一面識もなかったはずだ。殺人と断定されるも捜査は難航。特命遊撃班に出動指令が下った。

「歳月」  茨木 のり子  0:58
 茨木のり子詩集「歳月」は、彼女の最愛の夫三浦安信への想いを綴った詩集である。茨木のり子は夫に先立たれた1975年5月以降、31年間に40篇近い詩を書き溜めていたが、これらの詩は彼女の死後甥の宮崎治が編集し出版したものである。

「あなたの「いのち」をいただきます」  永 六輔  2:34
 ラジオ番組への投書から火のついた「いただきます」論争。いじめられっ子だった体験、コンピュータへの素朴な疑問など、縦横無尽に永さんが、ぶちまけた胸のすく、親育て、子育て、自分論。

「姫君たちの戦国」  海音寺 潮五郎他6名  7:09
 時代小説傑作選です。安西篤子他6名の作家が描く戦国に生きた姫君、茶々やお江、千姫などの七つの短編物語。この三人の姉妹は、この城にもう9年やっかいになっている。三人の母お市が浅井長政に嫁いだのは永禄6年3月。

「トゲトゲの気持」  阿川 佐和子  4:06
 襲いくる加齢現象を嘆き、世の不条理にバカモーンと物申し、女友達と笑って泣いて、ときには深く自己反省。アガワの真実はオンナの本音。気分が爽快になる、笑いジワ必至の痛快エッセイ。

「いのちのメッセージ」  方波見 康雄  5:51
 雪の降る音を聴く少年。70才で字を覚えた女性。ガンと向き合う看護師。おしゃれな車いすの90才。認知症の幼友だち。自らも病と闘い、地域医療を守る老医師とまちの人と紡いだ心温まる53編。

「血をわたる」  杉山 直樹  10:41
 私には戸籍がふたつあるのでした。私は昭和18年生まれ、4才で養子になりました。20才を過ぎて、実父で作家杉山英樹の存在を知ります。戦時中の家族がこわれる風景を描いています。

「パスタマシーンの幽霊」  川上 弘美  6:18
 このパスタマシーンを使うのはいったい誰? 私の胸は大きくひとつ、どきんと打った。「小人じゃないの」というのが隆司(たかし)の答えだった。ねえ、誰がこのパスタマシーンを使っているの? 隆司を問いただしたのだった。

「ツナグ」  辻村 深月(みづき)  9:57
 たった一人と一度だけ死者との再会を叶えてくれる人がいるらしい。突然死したアイドルに。喧嘩したまま亡くなった親友に。失踪した婚約者に。死者との再会を望むなんて生者の傲慢かもしれない。でも喪ったものを取り戻し、生きるために会いに行く。あなたなら誰に会いたいですか?

「わたしと小鳥とすずと」  金子 みすゞ  1:05
 金子みすゞは死後50年をへて才気豊かな若い詩人「矢崎節夫」の情熱によって蘇った。子供の世界、おとなの始まりの世界を楽しく優しく、そして淋しく、また不思議に豊かに詩った詩を読み味わって、心の世界に目を開いて下さい。

「暮らしの老いじたく」  南 和子  5:17
 老いは突然にやってくる。その時になってあわてないために、基本的な暮らし方の知恵から、生活を助けてくれる道具の選び方、使い方、思い出整理のちょっとしたアイデアまで、具体的な50の提案。

「99のなみだ 光」  リンダブックス編集部  6:18
 亡くなった息子が歩むはずだった人生を思う母の悲しみと愛情。死を決意した少女に届いたメール。生きて!と呼びかける言葉の温かさ。あたたかな涙が止まらない珠玉の物語たち。百二十万人が涙した感動シリーズ。

「散歩とカツ丼」  日本エッセイスト・クラブ編  8:29
 荷風が好んだカツ丼とは? そぞろ歩きの余禄を描く表題作ほか、漬物は幸せのバロメーター、高知はパスポートのいらない外国など、プロ・アマ競演。毎日がいとおしくなる名随筆、五十一篇。

「銀狼王」  熊谷 達也  5:49
 伝説の狼、それを追う老猟師、激闘の数日間その幻の狼を「銀狼王」と名づけ、自らの手で仕留めたいと、アイヌ犬の疾風を相棒に山に分け入るが・・・。老猟師と銀狼王とのしたたかなかけ引き。彼らの戦いの行方は?

「みんなのふこう」  若竹 七海  5:20
 聞いて下さい。私の友達、こんなにも不幸なんです。田舎のラジオ局葉崎FMでリスナーの赤裸々な不幸自慢が評判の人気コーナー。そこに届いた一通の投書。一見不幸な17歳フリーター女子の主人公、ココロちゃんをめぐる究極の幸せ探しストーリー。

「表札など 石垣りん詩集」 石垣 りん  0:48
 石垣りんは大正九年生まれ。日本興行銀行に四十一年間勤めた。この詩集は彼女が四十八歳の時の二冊目の詩集であるが八十歳の時復刊されたものである。彼女は戦後組合新聞等に詩を発表。勤労詩運動の中から生まれた詩人である。

「完本 戒老録  自らの救いのために」  曽野 綾子  7:04
 この本は現在、同作家のベストセラー『老後の才覚』の元になっています。老人だからしてもらうのは当然と思わず、自立する気持ちを持ち、人には感謝の心を忘れずに。老年は自分で幸福を発見できるかどうか責任がある、最後の腕のみせどころと説いています。

「猿蟹合戦とは何か  清水義範パスティーシュ100 一の巻」  清水 義範  9:16
 パスティーシュとは『模倣』なり。その文体でそういう話を書くのか? 違和感から生まれるユーモアを書かせたら右に出る者がいないパスティーシュの名手が、自ら編集した十七作品。えっ! 司馬遼太郎の文体で猿蟹合戦?!

「我ら糖尿人、元気なのには理由(ワケ)がある」  宮本 輝・江部 康二  6:32
 現代病の糖尿病が、ちょっとした食事のコツで劇的に改善した。その秘密を解き明かし、現代人の糖質の取りすぎ、人の身体にふさわしい食、がんやアルツハイマーを防ぐ食事、医療の問題点などについて、作家の宮本輝と高尾病院院長の江部康二が、語りつつ、警鐘を鳴らす。

「ちゃれんじ?」  東野 圭吾  7:26
 ひょんなことがきっかけでスノーボードを始めた、自称“おっさんスノーボーダー”として、奮闘、転倒、歓喜など、その珍道中を自虐的に綴った爆笑エッセイ集。

「熊野まんだら街道」  神坂 次郎  16:06
 熊野、その深く険しい山谷は天皇や公家が救いを求め、名もなき衆生や西行、斎藤茂吉も歩いたその道を、堺から高野山、熊野三社を巡り白浜に到るまで、全150話のエピソードで綴る熊野古道現代版ガイド。

「社長をだせ!ってまたきたか?」  森健(取材・文) 川田茂男(監修)  6:38
 一般的に、取材に応じないカスタマーセンターやお客様相談室といったクレームに対応する部署のいろんな業種の話を丹念に集めた事例集。

「これが佐藤愛子だ4 自讃ユーモアエッセイ集」  佐藤 愛子  4:10
 借金とりというものは会ったことがない間はやはり怖い存在だった。だが実際につきまとわれてみると、怖いというよりは情けなく、いやらしく、滑稽になる。その滑稽さがわかるようになれば人生元気に過ごせるのである。

「妖談」  車谷 長吉  4:50
 この世で人の欲ほど怖いものはない。あさましき業(ごう)につかれた人々を描く掌篇小説集。

「源内なかま講」  高橋 克彦  8:41
 平賀源内、春朗(葛飾北斎)、蘭陽がお宝目指して一路、讃岐へ。船幽霊も鬼もたぬきもなんのその、手に汗にぎる探索行の結末は? ”だましゑ”シリーズ第5弾。

「砂上のファンファーレ」  早見 和真  6:58
 いつの間にか蝕まれていた一家の理想。誰もがそれに気づかないふりをしていた。家族って何だ? 次々と襲いかかるそれぞれの現実。父、母、長男、次男、四人の視点から描かれている家族再生の物語。

「ぶらんこ乗り」  いしい しんじ  5:51
 ぶらんこが上手で指を鳴らすのが得意な男の子。声を失ない、でも動物と話ができる作り話の天才。天使みたいだった少年がこの世に掴まろうと必死に伸ばしていた小さな手。残された古いノートに記された痛いほどの真実が姉の口から語られる。

「テティスの逆鱗」  唯川 恵  9:14
 女性の欲望を極限まで描く、美と恐怖の異色作。メスを入れるのは顔でもそれは心に繋がっている。女優、OL、キャバクラ嬢、資産家令嬢、年齢も職業も異なる四人が美容整形の世界に触れてはいけない何かに近づく。

「推理小説」  秦 健日子(はた たけひこ)  6:15
 会社員、高校生、編集者・・・ 面識のない人々が相次いで惨殺された。事件をつなぐのは「アンフェアなのは誰か」と書かれた本の栞のみ。そんな中出版社に届けられた原稿には事件の詳細と殺人予告が・・・ 最注目作家、驚愕のデビュー作。

「ケッヘル (下)」  中山 可穂 17:33
 ウィーンから始まったモーツァルトゆかりの土地へのツアーは続き、復讐は重ねられる。美貌のピアニストとの恋が伽椰を更なる悲劇に巻き込んでいく。過去と現在、複雑に入り乱れた愛と憎しみが生み出した絶望に差し込んだ一筋の光とは。

「昼咲月見草」  野中 柊  4:56
 女同士の友情と連帯、せつない恋、禍々しい関係、淡い想い、忘れられない痛み。植物にちなんだ珠玉の連作集。あんまり好きで。好きだから、ひとりぼっちになってしまう。

「デパートへ行こう!」  真保 裕一  12:21
 所持金143円。全てを失った男は、深夜のデパートにうずくまっていた。そこは男にとって、家族との幸せな記憶がいっぱい詰まった大切な場所だった。が、その夜、誰もいないはずの店内から、次々と人の気配があり・・・一夜の大騒動を巻き起こす。

「警視庁FC」  今野 敏  10:05
 警視庁地域部地域総務課の楠木が言い渡された特命“警視庁FC”。FCとは“フィルム・コミッション”の略で、映画の撮影に対して、警視庁がさまざまな便宜を図るという。楠木が警備についた現場で謎の変死体がみつかり捜査にあたることになった。

「偽りの血」  笹本 稜平  11:09
 最愛の兄の死から6年。ライター深沢の前に兄の妻と名乗る女性が現れる。多額の保険金を受け取った実の父。そして死んだはずの兄からの1通のメールが届く。真相を探る主人公の姿を描く長編ミステリーです。

「老年の品格」  三浦 朱門  6:17
 超高齢社会だという。私だって、ほぼ85歳である。だからこんな本を書こうとしている。社会活動はしないで、家庭にひっこんでいる老人も多かろう。家族や知人と良い形で接点をつくる知恵満載。笑いとユーモアの大切さ、愛のある視点こそ老年の品格。

「彼女がその名を知らない鳥たち」  沼田 まほかる  10:00
 8年前に別れた黒崎を忘れられない十和子はさみしさから15歳上の男陣治と暮らし始める。彼を激しく嫌悪しながらも離れられない十和子。そんな二人の暮らしに刑事が訪れ「黒崎が行方不明」だと知らされる。陣治が黒崎を殺したのか?

「誰が小沢一郎を殺すのか?」  カレル・ヴァン・ウォルフレン  5:05
 異分子を抹殺する検察、メディア、日本というシステム。反小沢キャンペーンの騒乱に、この国を支配する非公式権力を今こそ見抜け! 日本取材30年のオランダ人ジャーナリストが斬る!

「ゴールデンスランバー」  伊坂 幸太郎  18:35
 衆人環視の中、首相が爆殺された。なぜだ? 何が起こっているんだ。俺はやっていないーー。首相暗殺の濡れ衣をきせられ巨大な陰謀に包囲された青年・青柳雅春。スリル炸裂、超弩級エンタテイメント。

「「生まれた日」占い ーー誕生日の数字に運命を知るカギがあるーー」  はづき 虹映  4:24
 生まれた日にはあなたの才能、長所、適職、恋愛、結婚、金運、陥りやすいクセなどが全て刻まれています。これらの情報がわかれば、人生がうまくいかなくて悩んだり苦しんだりすることも少なくなるはず。あなたを望みどおりの人生へと導く運命のメッセージです。

「句集 幻日」  石川 青狼  1:26
   白鳥や 幻日いまも 蝦夷照らす
 感性のままに手放しに、守旧も現代もどうでもよいという思い切りへ、時期熟したりの感。

「僕は、そして僕たちはどう生きるか」  梨木 香歩  7:57
 人間には、群れが必要なんだって、僕は今しみじみ思う。強制や糾弾のない、許し合えるゆるやかで温かい絆の群れが。登校拒否におちいった友人を通じて僕コペルは、いろいろ “生きる”ことについて考えていく。

「先生のあさがお」  南木 佳士  5:01
 プールからの帰り、田んぼの十字路で会った女。以前に見た覚えはあるが名も素性も思い起こせない。その女にもらった「あさがおの種」。医者として他人の死に関わることに疲れ、心を病み、妻との平凡な日常の中で生きのびた日々を描いた作品。

「裏切りの雪 ーー竹光半兵衛うらうら日誌ーー」  花家 圭太郎  4:58
 多恵が長屋に現れたとの報せに見過ぎの賭け出刃を放り出し、潔く仇を討たれんと駆けつける半兵衛。たとえ相惚れの許婚とても斬らねばならぬ武家の掟に半兵衛は逃げるほか活路を見出せるのか?

「日本ペンクラブ名スピーチ集」  日本ペンクラブ  6:05
 創立八十年。二千人の文筆家集団、日本ペンクラブ。詩人・劇作家・編集者・評論家・小説家、計十六人の日本ペンクラブ例会のスピーチ集です。今は鬼籍に入られた四人の方をスピーチで偲ぶことができます・

「ブラック・シャンパン」  ますい 志保  5:01
 六本木に暮らす銀座のクラブ「ブラック・シャンパン」のママ桑原愛子。銀座で繰り広げられる男と女の愛憎劇。愛子は様々な事件に巻き込まれていく。しかし、やがて事件は思いもかけない方向へと動き出す。

「母子寮前」  小谷野 敦(こやの とん)  5:05
 最愛の母が、がんになった。始まりは一本の電話だった。医療機関とのすれ違い、転院、「鵺ヌエ」と呼ばれる父との確執。静謐な結末が圧倒的感動をさそう究極の私小説。

「我らが祖母は歌う」  瀬川 深  7:22
 地方都市とベイエリアー、昭和と平成とが交錯する二つの家族、二つの庭のひと夏の物語。野ばら、浜辺の歌、カチューシャ・・・等々。我らが祖母のうたう時、浮かび上がる時間、歴史、そして人生。太宰治賞受賞の新進作家による最新作。

「天使の眠り」  岸田 るり子   8:45
 京都の医大に勤める秋沢宗一は同僚の結婚披露宴で偶然13年前の恋人亜木帆一二三に出会う。不思議なことに彼女は未だ20代の若さと美貌を持つ別人となっていた。しかしその彼女を愛した男たちが次々と謎の死を遂げていたのだ・・・。

「完全犯罪 JAL123便撃墜事件」  池田 昌昭  7:50
 1985年8月12日に起きた事件。二度と起こさせてはならない願いを込めて、仕組まれた完全犯罪の壁を突き崩し、真相を知り、警戒し、犠牲者の霊に報いることを説く。

「蒼い猟犬 1300万人の人質」  堂場 瞬一  17:08
 練馬中央小学校の給食に毒が入れられた。捜査一課特別捜査第三係の新人、江上は、給食運搬車の荷台に残された「e4411」と書かれたサインを見つける。それがなにを意味するのか? 犯人のねらいは何か? 謎は深まるばかり。

「インパクトの瞬間 清水義範パスティーシュ100 二の巻」  清水 義範  8:33
 パスティーシュとは、引用により、新しくて意外な理解をなるほど感のうちに与えてくれるもの。言葉の面白さで遊んだ16作品を著者が自選しました。「インパクトの瞬間、ヘッドは回転する」って、要するに何をいってんの?

「最後の卒業生 夕張に生きる中学三年生たち」  本田 有明  6:17
 中学校閉校を目前にし最後の卒業生となった北海道夕張の中学三年生たち。 実在の学校をモデルに悩み考え、たくましく生きていこうとする若い力を描いた、さわやかな物語。

「月の上の観覧車」  荻原 浩  7:55
 全8編からなる短編集。全編に共通しているのは、とり戻せない人生を回想する物語であるということ。 いずれの作品にも、哀しい現実を生きている人物が登場します。

「悩むことはない」  金子 兜太  2:44
 なにをしても虚しい時この本を開いてください。
 「よく眠る夢の枯野が青むまで」  この句は芭蕉最晩年の「旅に病で夢は枯野をかけ廻る」を念頭に兜太が詠んだ句だ。91歳の自由人・金子兜太。溢れ出るいのちの言葉。

「恋しぐれ」  葉室 麟(はむろ りん)  6:36
 江戸中期の俳人与謝蕪村、画家の円山応挙、国学者上田秋成三人の友情を軸に50近い歳の差を厭わぬ蕪村の一途な祇園舞子との恋の行末。実在の歴史上の俳人・画家や、師匠・弟子の情愛などを織りまぜ心温まる珠玉の一冊。

「恋肌」  桜木 紫乃  6:08
 30歳まで女を抱いたことがない牧場の一人息子、秀一が日本語を話せない中国の娘を嫁に迎え入れる表題作「恋肌」他5編を収録。がんじがらめの人間関係、男女の性愛。新官能派作家の傑作集である。

「老いも孤独も踏み越えてーー行くが女の生きる道ってかーー」  吉永 みち子  4:07
 アラ還世代に突入した著者が、人から何を言われてもへこまない、もう年だから、という言葉を封じるなど、人生の後半戦を元気に生き抜くことを模索する過程を書いた一冊です。

「ラブレス LOVE LESS」  桜木 紫乃   10:34
 馬鹿にしたければ笑えばいい。私はとっても「幸せ」だった。風呂は週一度だけ。電気もない。酒に溺れる父の暴力による支配。北海道、極貧の愛のない家。昭和26年、百合江は奉公先から逃げ出し旅の一座に飛び込む。それが儚い夢であることを知りながら・・・。






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