2013年(平成25年)釧路作成図書一覧



2013年(平成25年)釧路作成点訳図書一覧


2013年(平成25年)釧路作成点訳図書一覧

「今を生きるしあわせ」  河野 義行  全3巻
 松本サリン事件から18年。妻を見送って4年。60歳を機に新たな人生を歩み始めた今、語っておきたいこと。

「図解 30代で伸びる人、30代で終わる人」  小倉 宏  全2巻
人生を一生の時間軸で捉えたとき、30代は非常に大きな転換期である。この節目の世代を受け身ではなく主体的に捉え、幸福の実現に向かって高い次元で勝負できる30代のための提言。

「捨て犬を救う街」  渡辺 眞子(まこ)  全3巻
 捨てないで! 殺さないで! 捨て犬や捨て猫の命を何とか殺さずに救おうとするサンフランシスコ。かたや年間65万頭の犬猫をガス室で殺処分する日本の自治体。不幸な犬猫を一匹でも減らすために私達は何をすべきか。ペットブームの陰のタブー「殺処分」問題を真正面から捉えた衝撃の書。

「心霊探偵八雲4 守るべき想い」   神永 学  全5巻
 教育実習のため、とある小学校にやってきた晴香は幽霊が見えるという寂しげな少年真人に出会う。一方八雲は真人の通う小学校で起こった幽霊騒動を追ううちに手首だけを残し骨まで燃え尽きた死体を発見する。人間業とは思えない異常な状況。果して犯人は人間か、それとも?八雲の赤い左眼が再び煌めく。人気シリーズ第4弾!!

「ひまわりのおか」  ひまわりをうえた八人のお母さんと葉方丹(ハカタタン)・松成(マツナリ)真理子  全1巻
 東日本大震災で発生した大津波によって74人の児童の命が奪われた宮城県石巻市の大川小学校。74人の児童が先生と避難しようとしていた場所に、お母さんたちはひまわりを植えました。子供を失ったお母さんはわが子のようにひまわりを育てていきます。実話をもとに作られた絵本です。

「1枚のハガキ」  新藤 兼人  全3巻
 大戦末期、松山啓太ら中年部隊百名の運命はクジ引きひとつで決められた。絶望と生き残ってしまった罪悪感に苛まれる中、啓太はハガキを託されていたことを思い出す。

「贈る証言――弁護士・朝吹里矢子」  夏樹 静子 全4巻
 遺産相続! 欲望と疑念に翻弄され・・・そして事件が起きた。疑惑をみのがさず、心を読み、法廷経験を積んで得た弁護士としての十余年のキャリアと確信で事件に迫る。「贈る証言」他4編収録。

「致死家庭」  森村 誠一 全3巻
 少年時代、虫でも殺すように幼女を川に突き落とし、溺死させた波多野と的場。共に社会人となった二人の共犯者が、30数年後偶然街で出会った。互いに近況を語り合ううちに、的場がとてつもないことを告白した。時折無性に人を殺したくなるというのだ。

「釧路川殺人事件」  梓 林太郎 全4巻
 釧路川湿原を新天地への旅立ちの場所に・・・ 自殺サイトにアクセスした痕跡を残し、消息を絶ったスナックの美人ママ令子。愛人の捜索を依頼された茶屋次郎は情報を集めるうち、自殺は偽装だと確信する。謎を解く鍵は令子の不可解な経歴にあった。雄大な釧路湿原で、茶屋の推理が冴える。。

「寂聴 あおぞら説法V」   瀬戸内 寂聴  全3巻
 あげっぱなしの愛・ ・ ・ 慈悲を行ってごらんなさい。別れなさい。もっとふさわしい男性が、きっと現れます。お父さん、お母さん、親子で会話をしていますか? 大切なのはあなた自身。人を恨むのはおよしなさい。などと心も体も晴れ渡る「元気の素」をお届けします。

「アウトクラッシュ 組織犯罪対策課 八神 瑛子U」   深町 秋生 全5巻
 警視庁上野署の八神瑛子。容姿端麗ながら暴力も癒着もためらわない激烈な捜査で犯人を挙げてきた。そんな彼女に、中米の麻薬組織に狙われる男を守ってくれ、という依頼が入る。爆風をまきおこす、炎熱の警察小説シリーズ第二弾。

「ふれあい釧路市動物園2012年12月 No.121」   NPO法人釧路市動物園協会   全1巻
  日本最東端にある釧路市動物園のホットな話題がいっぱいの季刊誌です。この号では、サルルンカムイ(タンチョウ)が特別天然記念物となって60年を迎えた記念事業やライオンの食べ物の記事に注目です。

「蒼穹の昴 3」   浅田 次郎  全5巻
 落日の清国分割を狙う列強諸外国に勇将 李鴻章が知略をもって立ち向かう。だが、かつて栄華を誇った王朝の崩壊は誰の目にも明らかだった。西大后の側近となった春児と改革派の俊英文秀は互いの立場を違えたまま、時代の激流に飲み込まれる。

「空へのぼる」  八束 澄子  全3巻
 乙葉は線路脇の古い家で、おばあちゃんと15歳年の離れた姉、桐子、そしてメス猫のじゃらし、女ばかりで暮らしている。桐子は女庭師。学校の「いのちの授業」に感動しながらも、自分の誕生にわだかまりをもつ乙葉と予期せぬ妊娠に戸惑う桐子。

「30代にやっておいてよかったこと」  中谷 彰宏  全2巻
 努力しているのに、結果が出なくて迷っている。リーダーをして部下を育てるのに迷っている。好きな事をしていていいのか迷っている。人はすぐ実行できるアドバイスが、迷ってなくても読んでおいて参考になる一冊。

「釧路市点字図書館 図書追加目録(平成24年1月〜12月)」

「この世のメドレー」  町田 康(こう)  全5巻
 自分は悟りを開いて超然者となったと言い張る作家が来る日も来る日もチキンラーメンばかり食していたところへ小癪な若者が訪ねてきた。なりゆきで沖縄に飛び、なりゆきでロックバンドを結成し、そして「余は超然者ではなかった。余はただのバカ者であった」

「「挽歌」物語」  釧路新書31  盛 厚三(もり こうぞう) 全3巻
 北の街「釧路」を有名にした原田康子と小説「挽歌」をめぐる、さまざまなドラマ。

「祭りの果て、郡上八幡」  西村 京太郎  全4巻
 真相究明を目指す十津川とスキャンダルを恐れる警視庁上層部の確執を描く。

「ご近所人妻の告白体験」  素人投稿編集部  全4巻
 アダルト。人妻の不倫の話。実際に不倫したことを赤裸々に書いている。相手が入院患者だったり学生だったり。セックスしている内容をくわしく体験した通りに文章にしている。

「ベルナのおねえさんきねんび(えほん盲導犬ベルナ1)」  郡司 ななえ  全1巻
 目の見えないお父さんとお母さんに元気な男の赤ちゃんが生まれました。初めて見る赤ちゃんにとまどう盲導犬ベルナと一家のほんとうにあったお話しです。シリーズの第1弾。

「駐在刑事」  笹本 稜平  全5巻
 組織で挫折した犯罪捜査官を奥多摩の自然が一人の生身の人間として変えていく。心優しき山岳警察小説。

「ツレがうつになりまして」  細川 貂々(てんてん)  全1巻
 ある日突然うつ病になってしまったスーパーサラリーマンの夫(ツレ)の苦悩の日々を愛と笑顔で支える妻(てんてん)との生活をほのぼのと描くコミックエッセイ。

「お記録本屋事件帖――妻を娶らば――」  鎌田 樹(いつき)  全4巻
 自他共に認める「一刻者」の田蔵。古本を商いながら江戸市中の種々の事件を「お記録本」としてまとめ生計を立てている。その他の登場人物・情景がいきいきと描かれ、大江戸八百八町の暮しは続く…。

「言いまつがい」  糸井 重里(しげさと)  全3巻
 言っている本人は大マジメ、本気、本音。だから何を言いたかったか、まちがいだなんてカタイこと言って責めてはいけない。とことん笑える正しくない日本語、日本語の常識、非常識がいっぱいです。

「手の中の暦」  澤地 久枝  全3巻
 著者が1974年から10年間に書いたものを集録したエッセイ集。気がついたらものかきになっていた著者の女のものかきの暮しやその足跡。女が生きるとは、手にふれた確かな手ざわりのつみかさねであると表し、日々の思いを表した作品である。

「おにぎり ――47都道府県のおにぎりと、米文化のはなし。――」  川越 晃子  全2巻
 47都道府県の郷土のおにぎりレシピを紹介。また古くからの日本人と米とのかかわり、米、塩、梅干し、海苔をそれぞれの専門家にリサーチ、日本古来からの食文化としての「スローフード・おにぎり」を見直す一冊。

「ホテルローヤル」  桜木 紫乃  全3巻
 恋人から投稿ヌード写真撮影に誘われた女性店員、「人格者だが不能」の貧乏寺住職の妻、舅との同居で夫と肌を合わせる時間がない専業主婦、親に家出された女子高生と、妻の浮気に耐える高校教師、働かない10歳年下の夫を持つホテルの清掃係の女性、ホテル経営者も複雑な事情を抱え・・・。

「なぜかお金が貯まる手帳術」  野呂 エイシロウ 全2巻
 レシート、領収書は『ハッピーの足跡』。リッチになりたければ、ムダなお金を片付けなさい。借金まみれで、お金に苦労していた著者が編み出して、人生を見事にリセットした『お金のお片付け』手帳術を初公開!著者は始めて2週間で、支出が10万円減ったのを実際に体験しました。みるみるお金が貯まる手帳術、教えます。

「100歳まで長生きレシピ 酵素を摂れば元気な体がよみがえる」  ノーマン・ウォーカー  全3巻
 健康な身体を得るためには、酵素などの栄養素を生きたまま摂らねばいけないと著者は主張している。「何をどのように食べればよいか」「何を食べてはいけないか」を多くのレシピと共に紹介した作品。

「百年法 上」  山田 宗樹  全6巻
 6発の原爆が投下され終戦を迎えた日本で、ある法律が制定された。通称「百年法」。新技術で不老を与えるかわりに、100年後に死ななければならないという。そして2048年、実際には訪れることはないと思っていた100年目の死の強制がいよいよ間近に迫っていた。

「1日3分! おしりを締めて、肩こり、生理痛、冷え性を改善! 骨盤底筋セラピー」  山本 利幸  全1巻
 便秘、・腰痛、尿のキレ、胃腸虚弱、体のたるみ・・・ おしりを締めれば、不調やだるさ知らずの体になる! 「スポーツ界の再生工場」の異名を持つ著者直伝!。

「小説 名探偵コナン特別編 「工藤新一への挑戦状」 〜裁判所内殺人事件〜」  青山 剛昌   全4巻
 毛利蘭の母で、小五郎の妻、弁護士の妃英理が証人として呼ばれた法廷で思わぬ事件が発生!!  現場に居合わせた工藤新一は妃の疑惑を晴らせるか!?  表題の「裁判所内殺人事件」をはじめTVドラマのノベライズ4作品を収録!!

「みんなで、えみふる! 〜人生が楽しくなる80個くらいの言葉」  つば 九郎  全1巻
 東京ヤクルトスワローズマスコットつば九郎の本第2弾、ONとOFFに徹底密着。まいまいく図鑑、つばやまきしんフォト・セレクション、爆笑筆談トークショーなどと、つば九郎の仕事術・チーム愛・野球愛・座右の銘・プライベートを余すところなく収録したてんこ盛りの1冊。

「美男(イケメン)ですね 上」  クオン・ビョンジョン  全3巻
 イケメンのアイドルグループに、双子の兄の身代わりとして飛び込んできた見習いシスター。天真爛漫でまっすぐなミナムと、とまどいを隠せない男たちの共同生活。無視、反発、好奇心ばかりだったがいつしか、ぷるぷるふわふわの女の子から目がはなせなくなっていく・・・

「100の思考実験――あなたはどこまで考えられるか」  ジュリアン・バジーニ  全6巻
 哲学的思考実験とその解説。 哲学・倫理学・論理学の全般に及び「身体と脳」「生命倫理」「同一性」「環境」「芸術」「言葉」など深遠な問題から身近な問題まで多岐にわたり全部で100章あり、1章1章はごく短く読みやすい。

 「天使の眠り」  岸田 るり子  全5巻
 京都の医大に勤める秋沢宗一は、同僚の結婚披露宴で偶然、十三年前の恋人に出会う。不思議なことに彼女は、未だ二十代の若さと美貌を持った別人となっていた。昔の激しい恋情が甦った秋沢は、女の周辺を探るうち驚くべき事実をつかむ。彼女を愛した男たちが、次々と謎の死を遂げていたのだ。

 「野生動物のお医者さんーー世の中への扉ーー」  斉藤 慶輔  全1巻
 釧路湿原の中にある野生生物保護センターで、絶滅の危機にひんした オオワシやシマフクロウなどの猛禽類を治療する獣医師。ゴールは、傷の完治ではなく、動物を野生に帰すこと。日本ではまだめずらしい野生動物専門の獣医師の立場から、野生動物の現状や、命の重みとは?といった様々な問題に深く迫ります。

 「北海道ルール」  都会生活研究プロジェクト「北海道チーム」  全2巻
 交通、買い物、食べもの、街なか、言葉、人間関係、生活あれこれなど北海道ライフを楽しむための48のルール。東京都出身札幌在住3ヶ月の人「やっぱファイターズ最高だべさ!」。 ネイティブならこう言います、「ファイターズなまらいいっしょ!」とネ。

 「ゲーテに学ぶ賢者の知恵」  ヨハン・ヴォルフガング・フォン・ゲーテ著  適菜 収(てきな おさむ)訳  全2巻
 エッセイ。ナポレオン、ニーチェ、ショーペンハウエル‥‥無数の賢人に影響を受けた「世界史上最も洞察にすぐれた教え」などをもとに、ゲーテの言葉を借り、人生の「あらゆること」について易しい短い言葉で答えている。

 「頭蓋骨マッサージで体の不調が消える本」  武富 ゆうすけ  全1巻
 頭蓋骨は20以上の骨がつなぎ合わさってできています。頭痛や首の痛み、肩こりなどの不調の一因となっている頭蓋骨のゆがみ。本書で紹介する「頭蓋骨マッサージ」はこのゆがみを矯正する画期的な方法です。

 「父・萩原朔太郎」  萩原 葉子  全5巻
 不世出の詩人を父に持つ著者が、詩人の家族・交友・日常を、若き日の 記憶の糸をたぐりつつ、克明に描き、その全人像を再現している。

 「最期の一日 7月22日――さよならが胸に染みる物語」  リンダブック編集部  全4巻
 幼い頃失踪したきりの父が死んだ。遺骨を引き取りに行った娘は父の最期の一日をたどってみることに。「六月雨月」。死んだ姑が幽霊となって現れ、その姑との不思議な旅を描いた「姑の姑」等。胸にしみる短編集です。

 「現代語で読むたけくらべ」  樋口 一葉  現代語訳 山口照美  全2巻
 「たけくらべ」 吉原遊郭近くの町、遊女の妹・美登利と、僧侶の息子・信如は、二人の仲をからかわれ、はずかしくて言葉もかわせずにいた。祭りの日、若者たちのけんかに巻きこまれ、敵味方に別れてしまう。他に「にごりえ」を収録。

 「誰もいない夜に咲く」  桜木 柴乃  全4巻
 寄せては返す波のような欲望にいっとき身をまかせ、どうしようもない寂しさを封じ込めようとする男と女。安らぎを切望しながら寄るべなくさまよう孤独な魂のありようを、北海道の風景に託して叙情豊かに謳いあげる。

「蒼穹の昴 4」  浅田 次郎  全5巻 ・ 654頁
 紫禁城に渦巻く権力への野望、憂国への熱き想いはついに臨界点を 超えた。天下を覆さんとする策謀が春児を、文秀を、そして中華4億の命すべてを翻弄する。この道の行方を知るものは天命のみしるし龍玉のみ。蒼穹の昴完結編。。

「ふれあい 釧路市動物園2013年4月 No.122」 NPO法人釧路市動物園協会  全1巻・44頁
 日本最東端にある釧路市動物園のホットな話題がいっぱいの 季刊誌です。この号では、釧路市動物園で長期研修した小学校 教諭の体験記やビーバーの記事に注目です。

「ワン・モア」  桜木 柴乃  全3巻・376頁
 北海道が舞台の連作短編。安楽死を疑われて左遷された女医。その友人で 余命宣告された女医、彼女たちのクラスメイトの放射線技師、代替わりした 医師のもとに通う書店の店長ら、登場人物が変わりそれぞれの視点で見ると、 前話の主人公がまた違った目で見えてくる。

「百年法 下」(ひゃくねんほう げ)   山田 宗樹(やまだ むねき)  全6巻・840頁
 百年の不老と引き換えに、百年目には強制的に死ななければならない法律・ 百年法。その初めての百年を今、日本は迎えようとしていた。国難と対峙する 政治家、国民、そして人間の姿を問う、衝撃の問題作下巻。

「無影燈 上」 渡辺 淳一  全5巻
 影のある孤高の医師と恋人との愛の物語を 軸に病院内の人間模様を描いた傑作医療小説。。

「毎日ぐっすり気持ちよく眠る!」 南雲 つぐみ  全2巻
 睡眠は体力や気力を充実させ、「女、脳」の機能を守る「老化防止」の役割を強く発揮します。上質の眠りを作り出す生理活性アミノ酸で睡眠力をアップ。医学博士の観点からの体験を交えた話です。

「1分間「背伸び呼吸」健康法 病気にならない体をつくる」  佐藤 万成(かずなり)  全2巻
 「背伸び呼吸法」はお金がかからず(安)、その場で(近)、たった1分(短)で出来る、科学的根拠のある健康法です。自分で治す「自然治癒力」 でダイエット、花粉症、アトピー、うつ症状、腰痛などの症状を改善 します。

「つぶやきのクリーム」   森 博嗣  全3巻
 人生とか生き方とか仕事における成功法とか、そのような様々な当たり前を テーマにし、作者の年代になって見えてくる世の中の不合理さなどを取り上げて作者なりの考え方を読者に伝えたいという気持ちで書かれている。

「いたずら」   原田 泰子  全3巻
 いたずらから真実の恋になる「いたずら」。母と父の秘められた愛「晩鐘」。少女と養父の悲劇的な愛「夜の出帆」他。

「フランケンシュタイン」  メアリー・シェリー  全5巻
 若く才能あふれる科学者フランケンシュタインは、死者をよ甦えらせる ことに情熱をそそぐ。しかしその結果生み出されたものは世にも恐ろしい 怪物であった。

「長生きしたけりゃ肉は食べるな」  若杉 友子(わかすぎ ともこ)  全2巻・316頁
 76歳で白髪なし! 老眼なし! 病院に行ったこともない! 食事を変えるだけで身体に奇跡が訪れる。著者の話を聞いて、食事法を実践してくれた人たちは、「病気がなおった」「黒髪がどんどん生えてきた」「視力が上がった」等々、身体のミラクルに驚いています。「たかが食べもの、されど食べもの」なのです。

「言い返す力――「失礼な!!」にキッパリ対応する」  八坂 裕子  全2巻・252頁
 異議アリと感じたら対応しよう。まず自分の気持ち、考え、意見、感想などを言葉にして相手に伝えよう。いろいろなことを経験して自分の力をつけよう。

「現代語で読む野菊の墓 現代語で読む名作シリーズB」  伊藤 左千夫  全2巻・200頁
 政夫が中学生の時、病気がちな母親を手伝うため、二つ年上の従姉・民子が家に同居していた。政夫と民子は、幼い頃から大の仲良しだったが、世間体を気にする大人たちに二人の仲を注意され、かえって互いを異性として意識しはじめる。ある秋の日、野菊の咲く道で二人は互いの想いを伝え合う。

「妖怪アパートの幽雅な日常@」  香月 日輪(かづき ひのわ)  全3巻・348頁
 共同浴場は地下洞窟にこんこんと湧く温泉。とてつもなくうまいご飯を作ってくれる「手首だけの」賄いさん。13歳で両親を失った俺が高校進学と同時に入居したのは人呼んで”妖怪アパート”! 次々と目の当りにする非日常を前に、俺の常識は砕け散る。

「ハブテトル ハブテトラン」  中島 京子   全3巻・352頁
 児童書。東京の父母と離れ、広島県福山市松永の祖父母の家から二学期だけ地元の小学校に通う5年生の少年の話。

「魔使いの戦い 上」  ジョゼフ・ディレイニー  金原 瑞人(かねはらみずひと)・田中 亜希子(たなかあきこ)訳  全3巻・404頁
 魔女たちに連れ去られた兄夫婦達を助けるために魔女たちと様々な取引をするトム。

「魔使いの戦い 下」  ジョゼフ・ディレイニー  金原 瑞人・田中 亜希子訳  全3巻・396頁
 「魔使いの弟子」から始まったシリーズ四巻目の作品で「魔使い」の弟子である主人公トムは師匠のグレゴリーと共にペンドルにむかい、 魔女たちと戦う。

「百年文庫62  嘘」  宮澤賢治・与謝野晶子・エロシェンコ  高杉一郎 訳  全2巻・216頁
 級友の作り話あそびに退屈した“私”は「今まで隠していましたけれど」と自らの秘密を語り始めます。すべては嘘でかためた話で、友人が涙をこぼし、 嘘を言った“私”までも涙を流してしまう。著者3人の短編集なので、気らくに読めるものになっています。

「災園」  三津田 信三  全5巻・724頁
 幼くして養父母を亡くした奈津江は、実姉と名乗る祭深咲に伴われ 実父が経営する施設(祭園)に引き取られた。奈津江の出生の秘密が 明かされるとき、惨劇は幕を開ける〜。閉鎖空間に渦巻く怪異と謎を描く、 〈家〉シリーズ三部作最終章。

「十津川警部 風の挽歌」  西村 京太郎  全4巻 ・572頁
「日本の風の音がほしい」との依頼を受けた戸田琢二は、京都嵯峨野の竹林 を吹き抜ける風、鳥取砂丘に風紋を作る風を録音する。しかし、そこには 女の悲鳴が入っていた。そして、鳥取砂丘で女性の他殺死体が発見された のを皮切りに、若い女性が次々と殺されていく……。謎につつまれた連続 殺人の真相は?

「負けるもんか」  川合 真紀(かわい まき)  全3巻・424頁
 双子の姉妹の常に前を向いて歩いていく姿。次から次へと困難を乗り越えて、血の絆で奇跡的に救われ、家族の暖かい応援で勝ちとった姉の愛。そして神様からのおくりもので授かった小さな命。たくさんの人々の手をかりて進んで行く姉妹、未来に向かってこの先も。

「しずかな日々」  椰月 美智子(やづき みちこ)  全3巻・404頁
 小学5年の新学期から夏休みにかけての日々、おじいさんの家で 過ごした生活、大人になってゆく少年の姿をやさしくすこやかに 描き上げた作品。  野間児童文芸賞、坪田譲治文学賞をダブル受賞した感動作。

「食べる順番変えるだけダイエット」 梶山 靜夫   全2巻・198頁
 本書のスタッフも1カ月で4.4kgやせました。食べながらきれいに痩せられる「食べ順」を大公開!! 「食べ順」ならたくさん食べてもいいし、カロリー計算もなし!

「心霊探偵八雲 5 つながる想い」 神永 学(かみなが まなぶ) 全6巻・734頁
八雲が消えた!? 15年前に起きた猟奇殺人事件の現場で、ビデオカメラに写りこんだ、恐ろしい形相をした女性の幽霊。八雲は相談を受けるが、その映像を見たとたん、なぜか突然姿を消してしまう。容疑者を追う後藤刑事までもが行方不明に。いったい二人は何処へ行ってしまったのか? 晴香の命をかけた捜査がはじまる。

「ふれあい 釧路市動物園2013年7月 No.123」 NPO法人釧路市動物園協会 全1巻・42頁
日本最東端にある釧路市動物園のホットな話題がいっぱいの季刊誌です。この号では、秋田の男鹿水族館へ行ったホッキョクグマ「くるみ」の記事に注目です。

「がんから5年」  岸本 葉子 全3巻・318頁
 作者自身ががんの告知を受け、入院・手術を体験する。その後の治癒の目安とされる5年経過の日を迎えるまでの患者仲間との交流、日々の生活、心の持ちようを綴っている。そして、毎日を存分に生きるという決意!!

「ライフノート」 「ライフノート」発刊委員会編 全3巻・342頁  自分の事、子供の事、親の介護の事。その人にとって避けて通れない出来事を綴った命と向き合う短編集です。文芸社が介護や病気と向き合う体験記を一般公募し、優秀賞及び入選]作品を1冊の本にまとめたものです。 「あきらめない人生」 瀬戸内 寂聴 全4巻・494頁
 生きるということは自分の中にある才能の可能性を引き出し、それを育大輪の花を咲かせること。そして自分の中の才能の花が、自分以外の他を喜ばせることが最高の生き方だと思う、と語る著者のはつらつ人生賛歌。女の魅力、性愛の事、幸福の質、死を考える華やかな老後、男のやしさ、宗教について、出会いと別れなどについてのエッセイ集。

「十津川警部 わが屍に旗を立てよ」(しかばね) 西村 京太郎 全3巻・424頁
 テレビの骨董鑑定番組に女が武田信玄の掛け軸を持ち込み、3人の鑑定家の中で1人だけ500万円の値をつけた。その戦国史研究家が後日、女が経営する喫茶店「風林火山」を訪ねると、店内で見知らぬ女が絞殺されていた。そして壁には「風が殺した」の文字が・・・。被害者は誰なのか? 掛け軸の持ち主はどこへ消えたのか?

「 無垢の領域」(むく ) 桜木 柴乃  全5巻・622頁
 革命児と称される図書館長。半身の不自由な母と同居する書道家と妻。悪意も邪気もない「子どものような」純香が釧路にやってきた瞬間から、大人たちが心の奥に隠していた「嫉妬」の芽が顔をのぞかせる。いま最も注目される著者、繊細で強烈な本格長篇。

「77のしぐさでわかる犬の気持ち 」  ライフサポートネットワーク  全2巻・280頁
 さまざまな犬のしぐさで犬の心理を読み、ペットとのかかわり方を答えている。

「小説 体脂肪計タニタの社員食堂 」  田中 大祐(たなか だいすけ)  全3巻・384頁
 世界初の家庭用体脂肪計を開発した健康計測機器メーカーのタニタ。だが、2代目副社長の幸之助以下、社員は肥満体型ばかり。新商品発表会の責任者を 命じられ窮地に陥った幸之助は、高校の同級生で栄養士の菜々子に協力を仰ぎ、社員食堂をリニューアルして社員のダイエットプロジェクトを開始する。大ベストセラー・レシピとタニタ食堂にまつわる事実をベースに描く映画原作小説。

「池上彰の政治の学校」  池上 彰  全3巻・394頁
 「票集め」に走る政治家と、「幸せの青い鳥」を求める国民。今の政治の問題点は何? 国会、政党、官僚制などの政治の基礎から混迷する現在の政局まで、あの池上さんがわかりやすく解説する。ネットと政治、橋本現象に象徴されるポピュリズムなどの新しい話題も満載。

「凍原 ――北海道警察釧路方面本部刑事第一課松崎比呂」  桜木 柴乃   全5巻・687頁
 1992年釧路湿原で小学校4年生の弟・貢が行方不明になった。17年後、刑事となり釧路勤務となった姉、松崎比呂は、湿原で他殺体で発見された青い目の日本人青年の事件を担当。この謎には、樺太から流れ、激動の時代を生き抜いた女の一生が、大きく関係していた。

「地球最後の野良猫 」  ジョン・ブレイク著 赤尾 秀子 訳  全3巻・462頁
 猫が致死性の病気を媒介するとして、一部の企業に厳密に管理される世界。ジェイドは庭に迷いこんだ一匹の猫に出会った。役所に届ければ殺されてしまう。ジェイドは猫を隠れて飼うことを決意する。猫への愛に溢れたみずみずしい物語。

「免疫力が高まる厳選100のコツ ―― 食べて高める 飲んで高める マッサージ・体操で高める 生活の知恵で高める」  主婦の友社   全3巻・400頁
 ロングセラー「100のコツ」シリーズの厳選最新版。免疫力がみるみる高まり、体じゅうの不快症状を解消し、病気にかからない体をつくるコツと知恵がぎっしり。免疫力が高まる食べ方、食品、生活法を網羅。

「遠い森 」  原田 康子  全3巻・254頁
 思春期の少女の心に芽生えた淡い恋の物語五編を収録。

「緑王国 まり藻を探る 西琴手記 」  西村 眞琴(にしむら まこと)   全1巻・108頁
 大正11年の阿寒湖調査と大正15年に実施した支笏湖へのマリモ移植の旅行記を中心にまとめたもので、さらにマリモの研究・培養を織り交ぜながら、 マリモの生態や栽培方法について紹介・解説している。

「二十四時間の侵入者 」  眉村 卓(まゆむら たく)   全3巻・356頁
 中学校のクラスメート住野隆一と小沢美代子は絵画部の写生会へと出かけた。そのとき突然どこからともなく気色の悪い少年が現れた。まるで妖怪のようだった。その日から奇怪な事件に巻きこまれていく。

「 幸せになる離活 ―― 離婚カウンセラーの駆け込み相談室  ドロ沼に はまらず、新たな人生を踏み出すヒント」  澁川 良幸(しぶかわ よしゆき)  全2巻・296頁
 「リカツ(離活)」とは、自分の思いどおりのいい形で離婚ができるように自分から離婚のシナリオを作っていくポジティブな活動。「離婚活動の請負人」が、ナマの実例で説く超実践テク!

「現代語で読む 坊ちゃん 」  夏目 漱石  深澤 晴彦 訳  全3巻356頁
 子供の頃から無鉄砲な東京育ちの「坊ちゃん」は、中学校の教師になって四国の田舎町へやってきた。赴任早々、生徒たちの悪ふざけに逢い、卑怯な手口が許せないと腹を立てる。教師の中にも陰でずるい事をしている者がいる。無鉄砲と正義感をつらぬいて、不正に立ち向かっていく。

「小説 名探偵コナン 特別編 「工藤新一への挑戦状 ~恋愛数式殺人事件〜」 」  青山 剛昌(あおやま ごうしょう)   全4巻・490頁
 10大学のミス、準ミス 計20人が集まった華やかな会場で行われたゲーム。その勝者に起こった思わぬ事態!? 居合わせた工藤新一はその裏に隠された哀しい真実を・・・!? 表題の「恋愛数式殺人事件」をはじめTVドラマのノベライズ4作品を収録!!

「蛇行する月 」   桜木 柴乃  全3巻・332頁
 道立湿原高校を卒業したその年の冬、図書部の仲間だった順子から電話がかかってきた。20もの年上の職人と駆け落ちすると聞き、清美は言葉を失う。故郷を捨て、極貧の生活を“幸せ”という順子に、悩みや孤独を抱え、北の大地でもがきながら生きる元部員たちは、引き寄せられていく――。

「ブンゴーへの道 北海道新聞連載 」  桜木 柴乃   全1巻・40頁
 桜木柴乃さんのエッセー集。北海道新聞夕刊に連載。

「ふれあい 釧路市動物園2013年9月 No.124 」  NPO法人釧路市動物園協会  全1巻・38頁
 日本最東端にある釧路市動物園のホットな話題がいっぱいの季刊誌です。この号では、29年ぶりに生まれたライオンの赤ちゃんと、募金活動により釧路市動物園についにやってきたキリン「スカイ」君の記事に注目です。

「 野口英世さんの簡単15分レシピ――つい何度も作ってしまう」 シリーズ:別冊 すてきな奥さん  野口 英世  全2巻・246頁
 私が普段作るもの、AllAbout。 読者のみなさんに人気が高かったものを集めたレシピ。あなたの「つい何度でもしまう」、そんなレシピになれたらこの上ない幸せです。

「医師が考える死んだらどうなるのか? 終わりではないよ、見守っているよ 」  矢作 直樹(やはぎ なおき)   全2巻・182頁
 エッセイ。現役の救急救命医である著者が、生と死の行き交う医療現場の中、また、自らが体験した亡き母との非日常的現象を通し、神の存在、霊魂の不滅、そして大切な人を亡くした後の心の癒し方について語る。

「Wの悲劇 」  夏樹 静子   全5巻・648頁
 日本有数の製薬会社、和辻薬品の会長が所有する山中湖畔の別荘。一族が集まった正月に、悲劇の幕は切手落とされた。当主である会長の和辻与兵衛が姪の孫の和辻摩子に刺殺されてしまったのだ。エラリー・クイーンの名作「Yの悲劇」に挑戦した傑作推理。

「おばあさん知恵袋 」  桑井 いね    全3巻・422頁
 主婦としてつつましく生きてきた明治の女性、いねおばあちゃん。昔の生活、家事の工夫など、現代の私達のしらない知恵がいっぱい。感心させられます。自分のおばあちゃんを思い出させる1冊です。



2013年(平成25年)釧路作成録音図書一覧


2013年(平成25年)釧路作成録音図書一覧

「死亡記事を読む」  諸岡 達一  4:26
 誰も知らなかった死亡記事の深い読み方。文学者の死はいかに報じられてきたか。芸能人はなぜバカでかい記事になるのか。名前の右に傍線が引かれる由来は・・・。ここには人間のドラマがある。

「風の中のマリア」  百田 尚樹  7:54
 大型哺乳動物をも殺傷する力を持つオオスズメバチのワーカー「マリア」の、生まれてから命尽きるまでの三十日間の物語。彼らなりの厳しい、生きるための闘いは、どこか人間社会に似ていて、身につまされます

「召抱 奥右筆秘帳」  上田 秀人  7:28
 復権を狙う松平定信は、奥右筆潰しを画策。しがない武家の次男、柊衛悟にありえない新規召抱えの話が。筆を武器とする奥右筆の虚をつかれた併右衛門に幕府転覆を企てる闇の僧兵らが襲いかかる。 「お医者さんも知らない健康の知恵100」  中原 英臣 監修  5:09
 日本人の平均寿命は「人生八十年」。しかし、いいかげんな健康情報を信じている人が多く、日本では心筋梗塞もガンも減らない。ここでは、医学的に正しい健康情報に基づいた生活習慣を取りあげました 。

「くちびるに歌を」  中田 永一  8:50
 合唱コンクールを目指す五島列島の小さな島の中学校合唱部。彼らの手紙には誰にも話せない秘密が書かれていた。心が通い合う奇跡がある。合唱そしてこの青春小説には、彼らの合唱が文章を飛び越えて聴こえてくるはずである。

「光媒の花」  道尾 秀介  7:38
 一匹の白い蝶がそっと見守るのは光と影に満ちた人間の世界。認知症の母とひっそり暮らす男の遠い夏の秘密。幼い兄妹がちいさな手で犯した闇夜の罪。心通わせた少女のため少年が口にした淡い約束・・・儚くも美しい世界を描いた全六章の連作群像劇。

「ジョン・マン  波濤編」  山本 一力  5:36
 土佐生まれの作家が郷土の先達中浜万次郎の生涯を描く。僅か14歳の貧しい漁師が鎖国日本から身一つで漂流。初めて西洋文明の中で暮らし欧米の高等教育を受け、初めて世界の太陽を巡った日本人となり唯一自力で帰国を果たす。2年後ペリー艦隊が・・・。万次郎がいなければ、日本は植民地になっていたかも知れない。

「モンスター」  百田 尚樹  12:43
 田舎町でレストランを経営し、街中の男を虜にする絶世の美女、未帆。彼女の顔はかつて醜かった。周囲からバケモノ呼ばわりされ、友人もできない悲惨な日々。そして思い悩んだ末、ある事件を起こしてしまう。

「男と点と線」  山崎 ナオコーラ  4:41
 妻の離婚資金でクアラルンプールに暮らす老夫婦、男友達と卒業旅行でパリへ行く女子大生、彼氏にドタキャンされた友人と世界最南端の町へ行く28歳の小説家など。この瞬間にも男と女は出会い繋がっていく。ささやかな日常の中で愛と友情を再発見する六つの物語。 

「はだか 谷川俊太郎 詩集」  谷川 俊太郎  0:27
 著者・谷川俊太郎の人生の想像力の域を越え、様々なご自身の感性豊かな表現で文章を詩集に収めている。幼い頃の観点から、大人達、周りの人達の情景や、友人の関係等、素直に描写されてる事に驚きます。

「夫ががんになったら」  土倉 玲子  6:34
 がんの夫を看取った著者が、同じような状況にいる人のためにと思い、体験したことや、その時の気持ちなどを綴った本です。不安を抱える人の心へ心理学と夫婦関係研究の専門家が送るメッセージです。。

「それなりに生きている」  群 ようこ  5:31
 日当たりの良い場所を目指して、仲間を蹴落とそうと必死な四天王寺のカメ。自己管理をしている犬。猫のしいちゃんとのほほえましいエピソード。小さい事で悩むのがアホらしいと思えてくるエッセイ。  

「つぶやき岩の秘密」  新田 次郎  5:53
 両親を海難事故でなくした六年生の紫郎。ある日崖の半ばに一瞬人影を見た。先生の協力を得て謎の人物の解明に乗り出すが、ついには死者が。山岳小説の巨人が残したたった一篇だけの少年小説。

「華町源九郎江戸暦 はぐれ長屋の用心棒」  鳥羽 亮  7:33
 鏡新明智流の遣い手華町源九郎は気儘な長屋暮らし。ある日訳けありの迷い子を長屋に連れてきた事から、五千石のお家騒動に巻き込まれる。源九郎に襲いかかる謎の凶刃。中年武士の矜持をしみじみと描く長編時代小説。

  「マザーズ」   金原 ひとみ   18:02
 同じ保育園に子供をあずける三人の母親たち。家を出た夫と週末婚を続け、ドラッグに手を出しながら作家を続けるユカ。思いどおりにいかない育児に疲れ果て乳児虐待をする主婦の涼子。夫に心を残し、不倫相手の子を妊娠するモデルの五月。母親たちの悲痛な思いが伝わる力作です。

「英雄の書 上」  宮部 みゆき  11:19
 英雄に取り憑かれ罪を犯した兄を救うため、妹友理子の大冒険がほじまる。苛酷な冒険の果て、友理子が知らされる驚愕の真実と本当の使命とは? 希代の物語作家、衝撃の問題作。

「英雄の書 下」  宮部 みゆき  10:55

「きみはいい子」  中脇 初枝  6:36
 夕方5時までは家に入れてもらえない子供、娘に手を上げてしまう母親、一人暮らしが長くなった老女の話などの五作の短編集である。家庭内の虐待をテーマに、追いつめられつつある家族の物語。

「我が家の問題」  奥田 英朗  8:13
 甘いはずの新婚生活が完璧すぎる妻のおかげで帰宅恐怖症になった夫。会社のお荷物社員らしい夫。突然オカルトに目覚めてしまった夫。など、あなたの家にもきっとある、ささやかだけれど悩ましい問題。

「生きていてもいいかしら日記」  北大路 公子  5:14
 40代独身。好きなもの昼酒。座右の銘は、好奇心は身を滅ぼす。いいとこなしに見えるけど、なぜかおかしいキミコの日々。日常の出来事に無駄な妄想で切り込んでいく。何の役にもたたないけど、笑いと元気が出るエッセイ集。

「母性」  湊 かなえ  8:50
 母と娘。二種類の女性。美しい家。暗闇の中で求めていた無償の愛、温もり。ないけれどある、あるけれどない。私は母の分身なのだから。母の願いだったから。心をこめて私は愛能う限り、娘を大切に育ててきました。

「花嫁」  青山 七恵  6:38
 兄さんが、今度、お嫁さんをもらう。あたしは断固反対、唾棄すべき事だ。兄と妹、夫と妻、親と子。固く結ばれた絆の裏には、淫靡で怖い秘密があります。

  「短編工場」   浅田次郎 他11名   11:58
 読んだその日からすっと忘れられないあの一遍、思わずくすりとしてしまう心が元気になるこの一遍。「小説すばる」に掲載された短編作品からとびきりの12編を集英社文庫編集部が厳選した人気作家達の贅沢なアンソロジー。

「野の花ホスピスだより」   徳川 進  6:27
 鳥取市にある、わずか19床の小さなホスピス「野の花診療所」。ここには人の尊厳を大切にする穏やかで温かい看取りの実践がある。従容として死に向かう人生の最終章で人は何を思いどのような言葉を口にするのか? 家族はどんな心持ちで愛する人を見送るのか?


「丘の上の邂逅」  三浦 綾子  4:34
 「氷点」や「塩狩峠」でキリスト教信者の女性作家としてデビューした著者が旭川に生まれ、長期の病気を持ちつつ、三浦光世と結婚してからの一生を、人生の出会いが人を作るという哲学を書いた作品である。

「本を読むわたし My Book Report」  華恵  5:55
 「ずっと本と一緒だった。アメリカでも、日本に来ても、一人のときも、いろんな人に出会ったときも。本にまつわる思い出を、本との出会いを感謝しつつ・・・」 帰国子女、モデル、女優を経て、現在も著作活動中。

「置かれた場所で咲きなさい」  渡辺 和子  2:42
 人はどんな境遇でも輝ける。どうしても咲けないときは、下へ下へと根をのばす。つらい日々も、笑える日につながっているのです。現実が変わらないなら、悩みに対する心の持ちようを変えてみる。

「訪問者」  恩田 陸  6:58
 急死した映画監督峠昌彦の親友井上は湖を一望する山中の洋館を訪ねた。三年前昌彦を育てた朝霞千沙子が不審死を遂げた湖だ。館には「訪問者に気をつけろ」という不気味な警告状が届いていた。やがて残されたシナリオから浮上してきた意外な真実とは?

「妖しい関係」  阿刀田 高  7:12
 死んだ猫のチャコが大きな猫柳となって庭に咲いた。亡くなった恋人も産まれ変わって会いに来るのだろうか?など、それぞれが「妖しい関係」の13の作品が綴られた連作短編集。

「沈黙の春」  レイチェル・カーソン  12:48
 自然を破壊し人体を蝕む化学薬品。その乱用の恐ろしさを最初に告発し、かけがえのない地球のために、生涯をかけて闘ったレイチェル・カーソン。海洋生物学者としての広い知識と洞察力に裏づけられた警告は、40数年を経た今も衝撃的である。

「風立ちぬ(風の市兵衛) 上」  辻堂 魁  7:30
 旗本・桜井長太夫の芸者・歌への執着を利用して音羽の花街を取り締まらせ、同時に付け火で町方を混乱させた祈祷師盗賊団の金座襲撃は成功した。その夜、歌は失踪。市兵衛は捜索に。市兵衛の過去も明らかになる。

「風立ちぬ 下」  辻堂 魁  7:59

「イルミネイション」  澤井 繁男  6:27
 娘に供えた水を飲むと妻の体は発光した・・・。恋人や家族の絆を断ち切って新たな出発にふみ出す訣別、わだかまりを残したままの別離、生と死の絡まる糸を紡ぎ、主人公それぞれの訣れを平明な文体で描いた静謐な五篇。

  「ワン・モア」   桜木 紫乃  6:02
 死の淵の風景から上るひりつく孤独と生のきらめき。恋も人生も行き過ぎてから後悔する。でもやり直すことはできなくても違う関係を始めることはできる。キャラクター造形が群を抜いていてどんどん引き込まれていく。読み終えてもずっと残り続ける連作集。

「ドキュメント 昭和が終わった日」   佐野 眞一  7:11
 昭和という時代の終焉は何をもたらしたのか? 天皇崩御と改元の内幕。宮崎勤とオウム、ひばりと松下幸之助の死。新事実と新証言で昭和と平成、二つの時代の意味を問う。話題のルポライター佐野眞一が綴る渾身のドキュメント。

「シルバー川柳 誕生日、ローソク吹いて立ちくらみ」  全国有料老人ホーム協会・ポプラ社編集部 編  0:35
 四人にひとりは老人という現代に日頃、感じていること、言いたいことをリアルに伝えたい、との願いがこの「シルバー川柳」にこめられています。思いあたる事、この先、こうなるのかなあーと想像しながらお聞きください。

「猫泥棒と木曜日のキッチン」  橋本 紡  4:42
 お母さんが家出した、私達をおいて。お父さんはずっと前にいなくなった。けれども私は大丈夫。弟のコウちゃんと二人で生きていく。友達の健一君だって応援してくれる。そんなある日、私は道ばたで「絶望」に出会ってしまったタタ。

「骸の回廊」  柚原 瑠璃子  9:37
 建設現場で男性の首吊り死体が発見された。監察医如月の解剖により他殺と判明。同時期に発見された水死体、ふたつの事件が交錯した時に浮上した有名外科医の存在。その過去が暴かれた時に衝撃の結末が待ちうけていた!

「光線」  村田 喜代子  5:38
 東日本の大地が鳴動した数日後ガンの疑いが現れる。日本列島の南端の町で放射線治療を受ける一ヶ月余のあいだ震災と原発をめぐる騒動をテレビで繰り返し見つづけた。8つの短編がおさめられている。

「往復書簡」  湊 かなえ  7:32
 高校教師の敦史は、小学校の恩師の依頼で彼女のかつての教え子六人に会いに行く。六人と先生は二十年前の不幸な事故で繋がっていた(二十年後の宿題)。 過去の事件の真相が、手紙のやりとりで明かされる。感動と驚きに満ちた、書簡形式の連作ミステリ。

「凍花(いてばな)」  斉木 香津(さえき かづ)  8:17
 三姉妹の長女百合が次女を殺した。才色兼備で仕事も順調だったはずの百合はなぜ凶行に及んだのか? 完全黙秘を続ける百合、戸惑う三女柚香。何かを守ろうとする父、何かを隠そうとする母。ある家族をめぐる慟哭のミステリー。

「ギフト」  日明 恩(たちもり めぐみ)  10:15
 退職刑事の相棒は、死者が見える少年!! 互いに人目を避けて生きてきた二人。孤独な魂は惹かれ合い、手を結んだ須賀原と明生は、さまざまな事情でこの世に留まる死者達の未練と謎を解き明かしていく。

「生きる力 心でがんに克つ」  なかにし 礼  2:45
 食道がんとの闘いをドキュメンタリーの小説のように日記形式で綴った本書は単なる闘病記ではなく、文学であり小説であり哲学書である。著者の勇気と賢明な選択でがんを克服した。本書はがんを宣告された人のバイブルになると思われる。。

「なぜ院長は「逃亡犯」にされたのか 見捨てられた原発直下「双葉病院」恐怖の7日間」  森 功  7:43
 原発爆発当時、孤軍奮闘した医師たちの168時間。行政と自衛隊は老人50人の命を奪った。現れない救援車両。真っ暗闇の院内、病院の車で逃げた自衛隊員。その中で孤軍奮闘する医師たちが着せられた汚名。放射能がとびかう中での「報道の暴力」。

「メルトダウン ドキュメント福島第一原発事故」  大鹿 靖朗(おおしか やすあき) 13:59
 日本を崩壊寸前に追い込んだ福島第一原発事故、未曾有の危機に際して、官邸、東京電力、経産省、金融界ではいったい何が起きていたのか? 延べ百人以上の関係者を取材し、浮かび上がった衝撃の新事実の数々を全後悔。

「ホテル・ローヤル」  桜木 紫乃  5:21
 恋人から投稿ヌード写真撮影に誘われた女性店員、「人格者だが不能」の貧乏寺住職の妻、舅との同居で夫と肌を合わせる時間がない専業主婦、親に家出された女子高校生と、妻の浮気に耐える高校教師等、ホテルの出来事。

「すぐそこのたからもの」  よしもと ばなな  1:06
 子供はもう八歳になり、そろそろネタにすると怒る年頃です。そんな社会的な人格を身につける直前に炸裂する子供時代の最後のきらめきを、なんとかとどめようと毎月一生懸命書きました。なんとか歩んできたダメ母。

「金色の獣、彼方に向かう」  恒川 光太郎  7:22
 その昔、彼らは選んだ。自由を。深山を。闇を。幽谷を。名誉はいらぬ。富も求めぬ。代わりに何にも属さぬ。我らは山河をさすらい、密やかに隠棲を求める。静謐な美しい文章、瞠目の幻視力。物語の本流に呑み込まれるこの快感。

「日本人が忘れてしまった日本語の謎」  山口 謡司  4:55
 日本語の母音は昔八つだったとか、「ん」はどこからきたかとか、すべての音に「アイウエオ」の母音がつく謎や、昔は「ぱぱ」と読んだ「母」の話など、母国語の歴史と特徴を探る。

「すかたん」  朝井 まかて  8:02
 江戸詰め藩士だった夫の赴任に伴って知里(ちさと)は大阪へ。が、急病で夫を亡くし自活を余儀なくされ、青物問屋に住み込み奉公する。習慣の違いに悩みながら頑張る中、おっちょこちょいで遊び人だが野菜に情熱を燃やす若旦那に惹かれ、いつしか恋に落ちていた。

「草原の椅子 上」  宮本 輝  10:40
 遠間憲太郎は、陶器店を経営する篠原貴志子に少年のような恋をした。ある日、憲太郎は母親から虐待を受け、心身共に未発達な幼児、圭輔を預かることになる。大人の童話とでもいうようなほのぼのとした物語です。

「草原の椅子 下」  宮本 輝  12:20
 

「私と踊って」  恩田 陸  7:03
 パーティ会場でぽつんとしていた私に不思議な目の少女が声をかける。「私と踊って」。彼女は私の手を引いて駈け出した。
自分で書いたにしては珍しくとても気に入っている短編です。(著者)

「親鸞 いまを生きる」  姜 尚中(かん さんじゅん)・田口 ランディ・本田 弘之  3:42
 わが身の愚かしさ、罪深さを悩み抜き、大きな「はたらき」に生かされていることに気づく。
 750年の時空を超えて、いまに生きる“親鸞”。

「糸車(いとぐるま)」  宇江佐 真理  8:14
 江戸深川の宇右門店で独り暮しをするお絹。今は小間物の行商で身を立てているが三年前までは蝦夷松前藩の家老の妻だった。行方不明の息子を探しながら、定廻り同心の持田、茶酌女のお君などと、町の人々と親交を深める。

「誰もいない夜に咲く」  桜木 紫乃  6:04
 北海道を舞台にした七作の短編集。寄せては返す波のような欲望に身を任せ、どうしようもない淋しさを封じ込めようとする男と女。安らぎを切望しながら寄るべなくさまよう孤独な魂のありようを、描いている。

「海峡の南」  伊藤 たかみ  6:42
 祖父の危篤の報せを受け父の捨てた北海道紋別へと向う僕は、今は失踪宣告済みの父との記憶を掘り起こしてゆく。祖父の葬儀の前日、ある女から父から頼まれた物があると電話がかかってくる。自由奔放に生きた父親、流浪、また、流浪の人生ですが逞しく憎めない人物です。

「老いてこそ上機嫌」  田辺 聖子  1:54
 人間、年をとると、想像力がたくましくなる。人を傷つけることのなんたるかがわかってくる。人間に対する知識が深まってくる。これが老いの楽しみである。著者の多数の著作の中から、老いの名言を取り出し、一冊にした本。

「竜が最後に帰る場所」    6:05
 この世に潜むものたちを、五つの物語で誘い出す。一、風を放つ。二、迷走のオルネラ、三、夜行(やぎょう)の冬、四、鸚鵡幻想曲、五、ゴロンド。著者はわずか五編の物語で世界の全部を解放してしまった。

「たったひとり」  乾 ルカ  8:11
 半壊したラブホテル。廃墟探索サークルの男女5人を襲うタイムループ。極限状況でむきだしになるエゴ。渦巻く愛憎。メンバーの誰かが一人ずつ順番にホテルに残って試すのだ。5人のうち誰が死ぬのかを。自分が死ぬのかどうかを。

「酒田さ行くさげ 日本橋人情横丁」  宇江佐 真理  7:30
 お江戸日本橋に生きる人々の泣き笑いを描く傑作人情小説集! 日本橋の廻船問屋の番頭・栄助の前に現れたのは、以前同じ店(たな)で働いていた愚図でのろまの権助(ごんすけ)だった。江戸はお前のいる所じゃないよ、と伝える。

「平成猿蟹合戦図」  吉田 修一  13:40
 新宿で起きたひき逃げ事件。平凡な暮らしを踏みにじった者たちへの復讐がすべての始まりだった。心優しき8人の主人公が少しの勇気と信じる力で、この国の未来を変える“戦い”に挑んでゆく。『週刊朝日』連載を書籍化。

「女50代人生本番」  沖藤 典子  4:39
 もっと早くにこの本が出版されていたら。とちょっと悔しい思いも味わいながら一気に読んでしまった。推薦、落合恵子。元気の出る本です。中年期になってシニアスタートの時点にいる方々。元気よく、機嫌よく、絆を大切に生きていこう。

「夢を売る男」  百田 尚樹  7:31
 敏腕編集者、牛河原の働く丸栄社に本の出版を夢みる人間が集まってくる。自らの輝かしい人生の記録を残したい団塊世代の男。ベストセラー作家になってママ友達を見返してやりたい主婦・・・。現代人のふくれあがった自意識といびつな欲望を鋭く切りとった問題作。

「大幸運食堂」  明川 哲也  5:54
 「毎朝ミーコの頭を撫でながら実はミーコに頭を撫でてもらっていたのかもしれません」。そこは寂しかったり、傷ついていたりする人にエールを送る場所「大幸運食堂」。前を向いて生きていく力が湧いてくる、心が温まる連作短編集です。

「「欠けた心」の磨き方」  安藤 大作  4:35
 子供達は「欠けた心」を抱えている。自殺一歩手前まで追いつめられた過去を持ち、現在は人間や人生の素晴らしさを説いている著者が、自らの半生を語り、本当の自分を見つける方法、本当の幸せをつかむ方法を伝える。

「モノレールねこ」  加納 朋子  6:51
 表題作の「モノレールねこ」他、ザリガニの俺が家族を見守る「バルタン最後の日」など、夫婦、親子、職場の同僚など日常にさりげなく現れる、大切な人との絆を描いた8編。

「お徳用 愛子の詰め合わせ」  佐藤 愛子  8:19
 ユニークな交友録、日本各地・世界へ旅した思い出。身辺雑記から“佐藤家”のこと。さらには皇室への思い、そしてもちろん、小説に関するエッセイ・対談・往復書簡等を収録した。面白くてためになる本当にお得な一冊です。

「上機嫌の才能」  田辺 聖子  2:02
 人間の最上の徳は、人に対して上機嫌で接すること、という作者の持論を中心に、今までの自身の小説やエッセイから選りすぐりの名言を集めたもの。作者の豊かな人生経験から語られた言葉が16のテーマで集められている。

「墜落の村 御巣鷹山日航機墜落事故をめぐる人びと」  飯塚 訓(さとし)  5:32
 1985年8月12日日航ジャンボ機123便が群馬の山奥に墜落した。村をあげて事故に対処する上野村。墓守りとなった元、極道の通称ナラカツ、指揮をとった村長、黒沢を中心とするノンフィクション小説。

「ちょうちんそで」  江國 香織  4:46
 記憶と愛をめぐる物語。いい匂い、あの街の夕方の匂い。人生の黄昏時を迎え、一人で暮らす雛子の元を訪れる人々の秘密と雛子の謎。取り戻そうと思えば、いつでも取り返せる、切なさと歓びが暗闇からすい上げられる。

「「あはれ」から「もののあはれ」へ」  竹西 寛子  6:07
 豊潤な日本語の伝統に生きることの有難さを「百人一首」や「源氏物語」などの古典から照らしつつ、いまの言葉の致命的な欠けとそれがもたらす空疎を危惧する。言葉で生きる同時代の者たちへの共感に信(まこと)を置きつつ、言葉を恃む覚悟をあらたにする評論・エッセイ集。

「ヘタな人生論より枕草子」  荻野 文子  6:07
 「〜もの」で始まる「ものづくし」のテーマを借りて、現代人の心の有様(ありさま)を「枕草子」ふうに論じる。清少納言の美意識はわれわれにのびやかな精神を与えてくれる。

「がん患者」  鳥越 俊太郎  9:37
 大腸がん発覚から5年、手術4会、ステージ4のがん患者が、告知、手術、治療、転移、仕事、家族、死ーー。「がんと生きる」すべてを記録した。

「ティンホイッスル」  中江 有里  7:24
 情熱を失ったマネージャー。復活を賭ける女優と、舞台に招かれる元(もと)女優三人の運と運命をわけるものはなにか? 大崎藍子は芸能事務所のマネージャーとしてせわしない日々を送っていた。そんな中、藍子の耳に一つの音が飛びこむーー。

「あした(慶次郎縁側日記)」  北原 亜以子  7:59
 人は誰も思いもよらない人生を歩んでいる。恋女房に死なれ大罪を犯した奥州街道の男。お縄覚悟で盗みを繰り返す泥棒長屋の女。ままならぬ恋、叶わぬ望み。江戸の涙を溜息を受け止めて読む者の胸を揺さぶる時代小説の決定版。

「かあちゃん」  重松 清  14:40
 同僚を巻き添えに、自らも交通事故で死んだ父の罪を背負い、生涯笑う事も幸せになる事も禁じたおふくろ。精いっぱい母ちゃんを生きる女性と言葉にできない母への思いを抱える子供達。著者が初めて描く母と子の物語。

「おもかげ橋」  葉室 麟  9:09
 二度と戻れぬ故郷(ふるさと)、忘れたはずの初恋の女、信じる友との絆、武士とは命懸けで人を信じるものタタ。三人の男女の儘ならぬ人生を哀歓豊かに描く傑作時代小説。

「密話」  石川宏千花(いしかわひろちか)  3:13
 メアリーに初めてできた友達マミヤ君。マミヤ君はメアリーにいつも"お願い"をする。先生が生徒が少しずつ教室からいなくなる中、クラスメイトのカセ君はマミヤ君を止めようとする。メアリーはお願いを叶え続けるのが・・・。

「「なりたい自分」を夢みて 清川妙が少女小説を読む」  清川 妙  4:49
 「赤毛のアン」 「若草物語」 「あしなおじさん」 「大草原の小さな家」の主人公達は決して恵まれないが明るくてたくましく、生きることに一生懸命だ。「曲がり角の向こうには明るい未来がある」と信じている。そんな主人公達から読み解く名作からのメッセージ。

「ミドリさんとカラクリ屋敷」  鈴木 遥  7:46
 電信柱の突き出た家。この不思議な家に住む家以上に不思議な雰囲気を醸し出すミドリさんという老婆。これだけで読者は完全に襟首をつかまれ、ミドリさんの世界に引きずりこまれる。

「木練柿」(こねりがき)  あさの あつこ  9:51
 胸を匕首で刺された骸が発見された。北定町廻り同心の木暮信次郎が袖から見つけた一枚の紙。そこには遠野屋の女中頭の名が。刀を捨てた遠野屋主人清之介と闇をまとう同心・信次郎が織りなす魂を揺する物語。弥勒シリーズ第三弾。

「Utage・宴 北の作家書き下ろしアンソロジーV0l.2」  桜木 紫乃 他  5:16
 北海道出身の七人の作家のエッセイや短編を集めたもの。今や時の人となった桜木紫乃の話は、別居中の妻が夫以外の子を妊娠するが、夫は妻とやり直したいと思い、生まれてくる子を二人で育てて行く。他の作家もそれぞれ個性が出ていておもしろいです。

「無垢の領域」  桜木 紫乃  10:14
 桜木紫乃、直木賞受賞第一作。現時点での私のすべてがここにつまっていますと作者は言っています。釧路の市立図書館長信輝(なおき)。書道家秋津。半身不自由な秋津の母。特異な才能を持つ純香。港と駅前通りと幣舞橋、釧路川を舞台に物語は展開する。

「世界から猫が消えたなら」  川村 元気  5:37
 三十歳郵便配達員。余命あとわずか。彼は生きるために、消すことを決めた。感動的、人生哲学エンタテイメント。2013年本屋大賞ノミネート作品。

「「医療否定」は患者にとって幸せか」  村田 幸生  5:00
 大ブーム「医療悪玉説」への反論。「病院で最後を迎えるのは不幸」「がんは治療しない方がいい」という内容の本が大歓迎されている。しかしこのブーム、あまりにも一方的一面的ではないか。現場の医師としてこれだけは知ってほしい。医師からの警鐘!

「ええもんひとつ とびきり屋見立て帖」  山本 兼一  6:32
 名代の茶道具屋の愛娘だったゆずは店の奉公人だった真之介と出奔。幕末の京都で道具屋「とびきり屋」を営んでいる。二人にわかるのは道具の事だけ。でもその「見立て」力で龍馬や桂小五郎らと渡り合い動乱の京を生き抜いていく。

「川あかり」  葉室 麟  8:00
 川止めで足止めを食っている若き侍、伊東七十郎。藩で一番の臆病者といわれる男が刺客に命じられる。人々のためにやると決意し自分を叱咤し、たとえどんなにみっともない結果になろうとも全力をつくすのだ。「それがしは刺客でござる」

「家族の歌 河野裕子の死を見つめた344日」  河野裕子 他4名  4:37
 ガンにたおれた妻であり母である河野裕子と家族が詠んだ歌とエッセー63編。息を引き取るまで、互いの心に手をのべ、絆を確認しあった歌人一家、感涙のドキュメント。

「なでしこ物語」  伊吹 有喜  10:16
 いじめにあっている少女耀子。居場所がなく過去の思い出の中にだけ生きている未亡人照子、生いたちゆえの重圧やいじめに苦しむ少年立海、三人の出会いがそれぞれの人生を少しずつ動かし始める。温かく強くやさしい物語。

「空へのぼる」  八束 澄子  4:41
 ただ産んでもらったんじゃない。だれもが、自分の力をつかって生まれてきたんだ。姉・桐子の妊娠を通して、小5の乙葉が感じた真実が胸をうつ、ふたりの姉妹の物語。

「影まつり」  阿刀田 高 7:26
 妻は「一年に一晩だけ自由にさせて」と言った。夫はその願いを長く叶えてきた。だが妻の秘密を知りたくなり・・・。「女系家族」など男女の日常に潜む哀歓、不可思議、恐怖・・・人生の深奧と極上の小説の面白さを味わう12のミステリー。

「神様のカルテ3」  夏川 草介  13:45
 2009年に、第10回小学館文庫小説賞を受賞した“神様のカルテ”は、2010年、本屋大賞第2位となり、ベストセラーとなります。本書“神様のカルテ3”は、30歳となった医師、栗原一止(いちと)の最大の転機を描いています。

「未踏峰」  笹本 稜平  11:39
 それぞれに事情を抱えた三人の若者がヒマラヤの未踏峰に挑む。彼らをこの挑戦に導いたパウロさんはもういない。人智を超えた荘厳な世界に彼らが見たものは? 果たして三人は頂上を踏むことができるのだろうか。

「ハピネス」  桐野 夏生  11:48
 結婚は打算から始まり、見栄の衣をまとった。憧れのタワーマンションに暮らす若い母親。おしゃれなママ達のグループに入るが隠している事が・・・。決断するまでの夫や義父母との行き違いやかっとう。そして新たに歩み出す。

「望郷」  湊 かなえ  7:21
 六つの物語。愛する事、憎む事、赦す事、そして闘う事、鳥に生まれ育った人々が織りなす、心の奥底を揺さぶる連作短編集。美しき海にかけられた白い吊り橋は愛する故郷に、何をもたらし何を奪ったのか。日本推理作家協会賞受賞作「海の星」が収録されている。

「富士急行の女性客」  西村 京太郎  6:50
 富士山の絶景を楽しめる“フジサン特急”に乗車したカップル、二人は終点の河口湖駅で降りるが、帰りの列車に乗ってきたのは女一人だけだった。消えた男は、そのまま失踪を遂げてしまう。十津川警部の名推理。



2013年(平成25年)その他の寄贈図書


【厚生省委託点字図書】

「一発合格! 国内旅行業務取扱管理者試験テキスト&問題集」  児山 寛子  7巻

「平成23年版 自殺対策白書(概要版)」  内閣府政策統括官(共生社会政策担当)  2巻

「平成23年版 交通安全白書(概要版)」  内閣府政策統括官(共生社会政策担当)  2巻

    「公益社団法人及び公益財団法人の認定等に関する法律/一般社団法人及び一般財団法人に関する法律」  総務省法令データ提供システム  4巻

「平成二十二年 福祉行政報告例の概況」  厚生労働省 大臣官房 統計情報部社会統計課 編  1巻

「ルイ・ブライユの生涯 天才の手法」  C・マイケル・メラー  4巻

「さわっておどろく!」   広瀬浩二郎・嶺重慎   3巻

「平成23年度厚生労働白書」  日本点字図書館  6巻

「サロメ」  ワイルド   3巻

「障がい者に係る投票環境 向上に関する検討会報告書」  障がい者に係る投票環境 向上に関する検討会 編  1巻

「2010年度(平成22年度)視覚障害者 不便さ調査成果」  共用品推進機構 編   4巻

「ウィルスちゃん」   暁方 ミセイ   1巻

「新型インフルエンザ等対策特別措置法」  総務省法令データ提供システム  1巻

「特定B型肝炎ウィルス感染者給付金等の支給に関する特別措置法/死因究明などの推進に関する法律/他」  総務省法令データ提供システム  1巻

「参議院とは何かタタ1947〜2010タタ」  竹中 冶堅(はるかた)  6巻

「平成22年社会福祉施設等調査結果の概況」  厚生労働省 大臣官房統計情報部社会統計課   2巻

「買い物弱者応援マニュアル」  経済産業省   2巻

「さわって楽しむ博物館タタユニバーサル・ミュージアムの可能性」  広瀬 浩二郎  5巻

「口で言えれば漢字は書ける! 盲学校から発信した漢字学習法」  道村 静江  4巻

「著作権施行令」  総務省法令データ提供システム  1巻

「著作権法 著作権法施行規則」  総務省法令データ提供システム  3巻

「労働者派遣事業の適正な運営の確保及び派遣労働者の保護等に関する法律 他」  総務省法令データ提供システム  2巻

「バリアフリー・コンフリクト」  中邑 賢龍(なかむら けんりゅう)・福島 智  6巻

「歌う国民」  渡辺 裕  5巻

「平成24年度犯罪被害者白書(概要版)  内閣府政策統括官 編  1巻

「平成22年度地域保健・健康増進事業報告の概要」  厚生労働省  大臣官房統計情報部 人口動態・保健統計課保健統計室  2巻

「移動祝祭日」  ヘミングウェイ  4巻

「平成24年版 食育白書(概要版)」  内閣府政策統括官(共生社会政策担当)編  1巻

「平成24年版 高齢社会白書(概要版)」  内閣府政策統括官(共生社会政策担当)編  2巻

「平成24年版 子ども・子育て白書(概要版)」  内閣府政策統括官(共生社会政策担当)編  3巻

「平成24年版 交通安全白書(概要版)」  内閣府政策統括官(共生社会政策担当)編  1巻

「英文学の地下水脈」  小森 健太朗  4巻

「平成24年版 自殺対策白書(概要版)」  内閣府政策統括官(共生社会政策担当)編  1巻

「動産及び債権の譲渡の対抗要件に関する民法の特例等に関する法律 遺失物法」  総務省法令データ提供システム  1巻

「戦前昭和の社会」  井上 寿一  3巻

「闇を照らす六つの星」  小倉 明  1巻

「民法 民法施行法」  総務省法令データ提供システム  5巻

「平成24年版 厚生労働白書」  厚生労働省 編  8巻

「ソクラテスの弁明」  プラトン  3巻

「創られた「日本の心」神話」  輪島 裕介  5巻

「金融商品なんでも百科 平成23・24年用」  伊藤 宏一 監修  7巻

「読みやすい図書のためのIFLA指針(ガイドライン)」  国際図書館連盟特別なニーズのある人びとに対する図書館サービス分科会 編  1巻

「障害に関する世界報告書」  「世界保健機関」、「世界銀行」 著  2巻





【寄贈点字図書】

「第81回 平成24年度 全国盲学校弁論大会 弁論集」   毎日新聞社点字毎日  全1巻

「料理の基礎知識タタ食材の購入から後片付けまでタタ」  公益財団法人すこやか食生活協会  1巻

「災害時の視覚障害者 支援者マニュアル」   日本盲人福祉委員会東日本大震災視覚障害者支援対策本部2012   2巻

「災害時の視覚障害者 支援体制マニュアル」  日本盲人福祉委員会東日本大震災視覚障害者支援対策本部2012   2巻

「災害時の視覚障害者 支援者・支援体制マニュアル」  日本盲人福祉委員会東日本大震災視覚障害者支援対策本部2012   2巻

「誰も教えてくれない 一流になれる仕事術」  浜口 直太  全2巻
 どこの会社にいても、実績と信頼は勝ちとれる。誰にでも資質はあるが、気づかない限り一流にはなれない。ビジネスパーソンとしての高みをめざす仕事のやり方を記す。

「日本史「はじめて」事典」  泉 秀樹  全3巻
 「はじめての貨幣は富本銭か和同開珎か?」「宇都宮駅で売られた初の駅弁の中身は?」「広報活動として飛行機からビラをまいた初の国勢調査」などなどいままで身につけていた常識もくつがえされる、日本の事象・事物の「第一号」だけを集めた楽しい事典です。

「視覚障害者と健常者が共に楽しめるスポーツ」  社会福祉法人桜雲会点字出版部 発行  全1巻
 この本が財団法人日本宝くじ協会の助成を得て5冊当館に寄贈されました。ご希望の方に差し上げますので、釧路市身体障害者福祉センターまでお電話ください。なお、数に限りがあるため、なくなり次第終了となりますので、ご了承ください。身障センターの電話番号は24−7471です。

「仏説阿弥陀経<書下し分・現代語訳>」  浄土真宗本願寺派社会福祉推進協議会  1巻

「はいくのえほん」  西本 鶏介  1巻

「平成24年度盲ろう者コミュニケーション訓練促進事業報告書」   日本のヘレン・レラーを支援する会  1巻

「ダーウィンの『種の起源』」  ジャネット・ブラウン  4巻

「語感トレーニングタタ日本語のセンスをみがく55種タタ」  中村 明  4巻

「ふしぎなキリスト教」  橋爪 大三郎・大澤 真幸  6巻





【厚生省委託デイジー図書】

「平成24年版 障害者白書」  日本盲人会連合  8:40


「平成24年度版厚生労働白書」】  日本盲人会連合  8:24

「内田吐夢 ――映画監督五十年――」  内田 吐夢  6:58

「大賀一郎 ――ハスと共に六十年――」  大賀 一郎  5:47

「大山康晴 ――人生に勝つ――」  大山 康晴  6:51

「岡田嘉子 ――悔いなき命を――」  岡田 嘉子  7:30

「小野田寛郎 ――わがルパン島の30年戦争――」  小野田 寛郎  7:57

「亀井勝一郎 ――わが精神の遍歴――」  亀井 勝一郎  9:50

「菊田 一夫 ――芝居つくり四十年――」  菊田 一夫  7:30

「沢村貞子 ――貝のうた――」  沢村 貞子  7:54

「十七世 中村勘三郎 ――自伝やっぱり役者――」  中村 勘三郎  7:33

「新村出 ――わが学問生活の七十年ほか――」  新村 出  9:56

「添田唖蝉坊 ――唖蝉坊流生記――」  添田 唖蝉坊  8:48

「高群逸枝  ――火の国の女の日記抄――」  高群 逸枝  14:51

「南部忠平 ――南部忠平 自伝――」  南部 忠平  2:42

「東山魁夷 ――わが遍歴の山河――」  東山 魁夷  5:39

「正木ひろし  ――事件・信念・自伝――」  正木 ひろし  7:40

「柳家金五楼  ――泣き笑い五十年――」  柳家金五楼  6:12

「山田耕筰  ――自伝若き日の狂詩曲――」  山田 耕筰  9:52

「横山 大観  ――大観画談――」  横山 大観  6:44

「六世 野村万蔵  ――狂言の道――」   野村 万蔵  5:25

「佐々木信綱  ――作歌八十二年――」  佐々木 信綱  16:24

「赤松良子 −−志は高くーー(人間の記録140)」  赤松 良子  8:12

「池田満寿夫 −−日付のある自画像ーー(人間の記録127)」  池田 満寿夫  13:24

「片山潜 −−歩いてきた道ーー(人間の記録132)」  片山 潜  5:17

「加藤タキ −−タキの“納得”人生ーー(人間の記録125」  加藤 タキ  6:57

「澤田美喜 −−黒い肌と白い心 サンダース・ホームへの道ーー(人間の記録134)」  澤田 美喜  8:36

「高村光雲 −−木彫七十年ーー(人間の記録124)」  高村 光雲  12:17

「ちばてつや −−みんみん蝉の唄ーー(人間の記録133)」  ちば てつや  4:21

「辻村寿三郎 −−人形曼荼羅ーー(人間の記録130)」  辻村 寿三郎  4:15

「宮本常一 ーー民俗学の旅ーー(人間の記録129)」  宮本 常一  7:49

「吉永小百合 −−夢一途ーー(人間の記録122)」  吉永 小百合  5:39





【寄贈デイジー図書】

「海にワニがいる」  ファジオ・ジェーダ  6:22

「琥珀の眼の兎」  エドマンド・ドゥ・ジェーダ  17:06

「彷徨える艦隊2」  ジャック・キャンベル  11:48

「黒猫オルドウィンの探索」  アダム・ジェイ・エプスタイン、アンドリュー・ジェイコブスン  9:31

「ねじれた文字、ねじれた路」  トム・フランクリン  13:05

「トルコ沖の砲煙」  セシル・スコット・フォレスター  13:48

「リヴァイアサン」  スコット・ウエスターフェルド  12:26

「アレクシア女史、倫敦で吸血鬼と戦う」  ゲイル・キャリガー  12:30

「ローラ・フェイとの最後の会話」  トマス・H・クック  11:49

「リトル・ブラザー」  コリイ・ドクトロウ  14:52

「磁場と反転 その人、田池 留吉V」  塩川 香世  4:02

「はいくのえほん」  西本 鶏介  0:13





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