2024年3月の図書便り

☆ 2024年3月 釧路市点字図書館制作点字図書

「最後の一色 66~95 北海道新聞朝刊連載」 和田 竜  全1巻
天正7(1679)年、丹後守護となった一色五郎と、敵対する長岡家嫡男・忠興は野田川の合戦で一騎打ちとなる。

「札幌誕生 147~168 北海道新聞朝刊連載」  門井 慶喜  全1巻
 近代札幌の成り立ちを描く、北海道新聞朝刊連載小説の2024年1月分。明治17年にアイヌ民族で、村長モコチャロの次女として生まれた向井八重子は、父の死をきっかけに札幌に住むことになる。

「黒鳥の湖」  宇佐美 まこと  全7巻
 不動産会社を経営する財前は、妻と娘と幸せに暮らしていた。だが世間を騒がす女性拉致事件により、彼の心に不安が兆す。その手口には覚えがあった。

「素晴らしき世界 ~もう一度旅へ」  吉田 修一  全2巻
 コロナ禍など、さまざまな事情や制約があろうとも、旅とともにある日々が活力を与えてくれた。旅こそが人生を豊かにしてくれる。15年続いたANA機内誌エッセイ、堂々完結。

「コード・ブルー 2ndシーズン ——ドクターヘリ緊急救命」  林 宏司  全4巻
 指導医の黒田が去り、新たに翔北病院救命救急センターに着任した橘のもと、藍沢、白石、緋山、藤川は、さまざまな救命現場で経験を積んでいく。新たなステージに向けて4人のフェローは不安や葛藤を抱えながら、自分たちの道を探していく。大人気医療ドラマの2ndシーズン。

「暇と退屈の倫理学」  國分 功一郎  全8巻
 答に辿り着けない人生の問と対峙するとき、哲学は大きな助けとなる。現代の消費生活において、気晴らしと退屈が抱える問題点を鋭く指摘したベストセラー。あとがきを加えて待望の文庫化。

「草笛物語」  葉室 麟  全4巻
 羽根藩の少年赤座颯太は両親が他界し、伯父の水上岳堂の親友で檀野庄三郎に託される。藩の家督を巡り、世子吉通を押す派と三浦左近を押す派が対立。やがて藩主が国入り。颯太は陰謀渦巻く城に出仕するが・・・。「蜩ノ記」の16年後の時代小説。

「があちゃん」  かつや かおり  全1巻(点図)
 おもちゃのあひるのがあちゃんは、お風呂に入って、石鹸で泡だらけになって体を洗い、ぴかぴかがあちゃんになりました。

「『いずみ』と『ひだまり』 令和6年1月北海道新聞朝刊くらしの欄連載」  全1巻
 自分の体験から、感想・反省・思索などを述べるエッセイ形式の投稿文です。

「卓上四季 令和6年1月 北海道新聞連載」  全1巻
 楽しい正月気分が一瞬にして消えた。能登半島地震だ。関西電力が珠洲原発を計画するが、住民の反対で断念された。

「業火の地 ——捜査一課強行犯係 ・鳥越恭一郎」  櫛木 理宇  全5巻
 正護市北区で起きた連続殺人事件に対処すべく、鳥越恭一郎ら捜査一課強行班係の面々は正護北署へと向かう。だが捜査開始の翌日、第二の放火殺人が発生。数十年に及ぶ血の連鎖と火炎にゆらめく街の秘密とは・・・。

「水底の祭り」  皆川 博子  全4巻
 湖底に寄り集う死者の群れ・・・惨劇の過去への旅路を描く表題作など、初期短編集。

「裸の大地 第二部 犬橇事始」  角幡 唯介  全6巻
 百年前の狩人のように土地を信頼し、犬橇を操り、獲物をとりながらどこまでも自在に旅する事。そのための犬たちとの悪戦苦闘が始まる。

「ユニット」  佐々木 譲  全8巻
 17才の少年に妻子を殺された真鍋。夫の暴力に耐えきれず、幼い息子を連れて家を出た祐子。ある偶然から二人は同じ職場で働くことになり、交流を重ねていく・・・。 

「旅路 (上)」  平岩 弓枝  全5巻
 大正14年、北海道の手宮駅で幼い頃よりあこがれていた鉄道員になった室伏(むろぶせ)雄一郎。亡き父母の骨壺を持ち、二人の故郷、南紀州に向かった。そこで妻となる中里有里(なかざとゆり)と出会う。二人の人生の旅路の始まりだった。

「妻の終活」  坂井 希久子  全5巻
 余命1年。42年連れ添った妻杏子が、末期がんを宣告された。自分の身の回りの事は何もできないのに、子供じみた意地を張る夫廉太郎。妻への後悔と、自分の将来に対する不安に襲われた廉太郎は・・・。

「尖閣 1945」  門田 隆将  全5巻
 1945(昭和20)年6月末、石垣島から台湾に向けて最後の疎開船がでた。だが、200人余の疎開者を乗せた2隻の船は、東シナ海で米軍機の攻撃を受ける。1隻は奇跡的に魚釣島にたどり着くが・・・。

「歌舞伎町ゲノム」  誉田 哲也  全5巻
 法では裁けぬ悪を始末する、伝説の暗殺者集団・歌舞伎町セブン。死んだ親友の交際相手の男を殺してーー「復讐」という言葉のもとに、数々の人間模様を目の当たりにする彼らの日々を描く。

「札幌誕生 169~191 北海道新聞朝刊連載」  門井 慶喜  全1巻
成り立ちを描く、北海道新聞朝刊連載小説の2024年2月分。アイヌの娘八重子はジョン・バチラー夫妻の世話になり暮らす内に、夫妻の養子となる。

「最後の一色 96~123 北海道新聞朝刊連載」  和田 竜  全1巻
一色側は優勢にもかか わらず、長岡側の和睦条件を無条件に受け入れる。

「ゲゲゲの女房 ——人生は……終わりよければ、すべてよし!!」  武良 布枝  全3巻
 NHKの連続テレビ小説でドラマ化され、日本中に感動の輪が広がった水木しげる夫人の自伝的エッセイ。自らを「平凡な人間」と語る著者の目に映った異能の天才の真実と、自身の人生への思いを綴る。ドラマでは描かれなかった感動の一冊。

「新装版 老年の品格 ——笑われる老人になろう」  三浦 朱門  全3巻
 国家・外交官・政治家・家族・・・すべての人間関係。ウイットに富んだユーモアを用い、言いたいことを言い、うまくのりきろう。

「卓上四季 令和6年2月 北海道新聞連載」  全1巻
 「老々介護」の悲哀を、作家耕治人が描いてから40年弱。日本の人口の高齢化は著しく進んだ。(7日、他28編)



☆ 2024年3月 釧路市点字図書館制作デイジー図書(4月5日更新)

「ヒロイン」 桜木 紫乃 13:03
 渋谷駅毒ガス散布事件が発生。実行犯として指名手配された宗教団体「光の心教団」の信者岡本啓美。この日から無実の啓美の長い逃亡生活が始まる。他人を演じ続けて17年。流れついた地で彼女が見つけた本当の罪とは・・・。

「金運だけを引き寄せる! 貧乏神のはらい方」  碇 のり子  2:49
 お金の神様に愛されるにはどうしたらいいの?それは誰でもできることらしい。そこには人間の心のあり方や、言葉の使い方、物の扱い方、思い込みが深く関係しているらしい。お金とは?と考えさせられた本ですよ。

【雑誌(点字)】

「月刊 東洋療法 359号」  全日本鍼灸マッサージ師会  1巻

「出版図書ニュース 第168号」  京都ライトハウス情報製作センター  1巻

「点字さっぽろ 第688号」  札幌市視聴覚障がい者情報センター  1巻

「ふれあい文庫だより」  第70号  てんやく絵本ふれあい文庫  1巻

「点字版 ほっかいどう 第296号」  北海道広報広聴課  1巻

「自由民主 第112号」  自由民主党  1巻

「ふれあいらしんばん Vol.96」  内閣府政府広報室  1巻


【雑誌(デイジー)】

「声の広報 厚生 第287号」 日本視覚障害者団体連合

「2024年版 くらしの豆知識」  国民生活センター

「声の広報 ほっかいどう 第236号」  北海道広報広聴課

「明日への声 Vol 96」  内閣府政府広報室



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